物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

雑種

ナガバアケボノ




フギレコスミレ観察





フギレコスミレ(斑切れ小菫)
<学名:Viola japonica×eizanensis >
スミレ科 スミレ属 多年草
今年も見てきました。  観察内容を記録しておきます。

まず
3月23日 蕾が育ってきていました。
イメージ 1
撮影日 2019.03.23: 群馬県
30日  花盛り
イメージ 2
撮影日 2019.03.30: 群馬県
7日 すっかり終わり
イメージ 3
撮影日 2019.04.07: 群馬県

直ぐ上に兄弟株があり、7日に花盛りでした。
イメージ 4
撮影日 2019.04.07: 群馬県
葉はコスミレよりやや長く、尖り気味です。
粗い鋸歯があります。
イメージ 5
花は赤紫色の綺麗な花で、側弁に少し
毛が生えています。
イメージ 6
距は丸く袋状になります。
イメージ 7
葉はやや長く、先は尖っています。
イメージ 8
葉裏は紫色を帯びています。


フギレコスミレはエイザンスミレとコスミレとの交雑種です。


近くで咲いていたそれらの花と比較してみましょう。
まずは

エ イ ザ ン ス ミ レ
今年は花が早かったようです。
3/23には綺麗に咲いていました。
イメージ 9
撮影日 2019.03.23: 群馬県
イメージ 10
花はやや大きく薄い紅色で側弁は有毛です。
イメージ 11
距は円い袋状
イメージ 12
葉はご存知のように切れ込んでいますが、
裂片は先が尖っているのに注目しときます。
イメージ 13
葉柄は紫色を帯びているのに葉裏は緑色で
葉脈が出ています。


次は
コ  ス  ミ  レ

4/7に咲いていた株です。
イメージ 14
撮影日 2019.04.07: 群馬県
イメージ 15
花は綺麗な紅紫色で、このあたりのコスミレは
側弁に毛が生えていません。
イメージ 16
距は真っ直ぐでやや太い円筒形です。
イメージ 17
葉は卵形、基部は心形で葉裏は紫色を帯びています。
イメージ 18
葉裏に葉脈の出っ張りはないです。


交雑種の

フ ギ レ コ ス ミ レ

イメージ 19
エイザンのような切れ込みはないですが、
コスミレより長く先は尖るようです。
イメージ 20
花は紅色が濃く、側弁の毛はちらほらです。
イメージ 21
距はエイザンスミレに似ています。
イメージ 22
鋸歯はやや粗くなります。
イメージ 23
葉裏はやや紫を帯び、脈は浮き出ています。




3種を比較してみましょう。

イメージ 24
エイザンスミレの関わった雑種はなぜか紅色が濃い花をつけますね。
イメージ 25
良く見えませんが、側弁の毛は
エイザン:有毛、フギレコ:微毛、コ:無毛
イメージ 26

イメージ 27
葉の形、葉裏の色の違いのほか、脈の出方の違いに今年気付きました。雑種は中間形になっていますね。


イメージ 28


 フギレコスミレ(斑切れ小菫)
   <学名:Viola japonica×eizanensis >
   スミレ科 スミレ属 多年草
 今年も見てきました。  観察内容を記録しておきます。


  3月23日 蕾が育ってきていました。
01
撮影日 2019.03.23: 群馬県
  3月30日  花盛り
02
撮影日 2019.03.30: 群馬県
  4月7日 すっかり終わり
03
撮影日 2019.04.07: 群馬県
  直ぐ上に兄弟株があり、4月7日に花盛りでした。
フギレコスミレ-1
撮影日 2019.04.07: 群馬県
  葉はコスミレよりやや長く、尖り気味です。
  粗い鋸歯があります。
フギレコスミレ-2
  花は赤紫色の綺麗な花で、側弁に少し
  毛が生えています。
フギレコスミレ-3
  距は丸く袋状になります。
フギレコスミレ-4
  葉はやや長く、先は尖っています。
フギレコスミレ-5
  葉裏は紫色を帯びています。


 フギレコスミレは
     エイザンスミレとコスミレとの交雑種です。


  近くで咲いていたそれらの花と比較してみましょう。

エ イ ザ ン ス ミ レ
  今年は花が早かったようです。
  3/23には綺麗に咲いていました。
エイザン-1
撮影日 2019.03.23: 群馬県
エイザン-2
  花はやや大きく薄い紅色で側弁は有毛です。
エイザン-3
  距は円い袋状
エイザン-4
  葉はご存知のように切れ込んでいますが、
  裂片は先が尖っているのに注目しときます。
エイザン-5
  葉柄は紫色を帯びているのに葉裏は緑色で
  葉脈が出ています。



コ  ス  ミ  レ
   4/7に咲いていた株です。
コスミレ-1
撮影日 2019.04.07: 群馬県
コスミレ-2
  花は綺麗な紅紫色で、このあたりのコスミレは
  側弁に毛が生えていません。
コスミレ-3
  距は真っ直ぐでやや太い円筒形です。
コスミレ-4
  葉は卵形、基部は心形で葉裏は紫色を帯びています。
コスミレ-5
  葉裏に葉脈の出っ張りはないです。


交雑種

フ ギ レ コ ス ミ レ

フギレコスミレ-1
  エイザンのような切れ込みはないですが、
  コスミレより長く先は尖るようです。
フギレコスミレ-2
  花は紅色が濃く、側弁の毛はちらほらです。
フギレコスミレ-3
  距はエイザンスミレに似ています。
フギレコスミレ-4
  鋸歯はやや粗くなります。
フギレコスミレ-5
  葉裏はやや紫を帯び、脈は浮き出ています。




3種を比較してみましょう。

1
エイザンスミレの関わった雑種はなぜか紅色が濃い花をつけますね。
2

良く見えませんが、側弁の毛は

エイザン:有毛、フギレコ:微毛、コ:無毛
3

6

葉の形、葉裏の色の違いのほか、脈の出方の違いに今年気付きました。雑種は中間形になっていますね。


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地元の山の中でこんなスミレを見つけました。
イメージ 1
撮影日 2018.08.26: 群馬県





葉の切れ込みからエイザンスミレかヒゴスミレを片親とするすみれ
思われます。
{近くで見られる菫は、サクラスミレ・フモトスミレ・アケボノスミレ
エイザンスミレ・ヒゴスミレ
など}

フイリフモトスミレとエイザンスミレの交雑種フイリスルガキクバスミレ
似ていると思いましたが、
フイリスルガキクバスミレの葉の切れ込みより深いように思います。


比較の為フイリスルガキクバスミレの花と葉を
載せておきます。
イメージ 2
撮影日 2007.05.   群馬県
イメージ 3
イメージ 4
撮影日 2007.07.  : 群馬県


葉の切れ込み方が深いようですから







フイリフモトスミレとヒゴスミレの雑種ではないか
と思いますが。どうでしょうか。


来年開花してくれるといいのですがね。
楽しみに待ちたいと思います。






フイリタナオスミレ(斑入種生菫)
<学名:Viola x kurokawae H.Hara ex F.Maek. et T.Hashim.
                                   f. variegata Hama >
ヒゴスミレ×フイリフモトスミレの交雑種




山地の落葉樹林下などヒゴスミレとフイリフモトスミレの
自生する所で稀に生える両種の交雑種
葉は卵状披針形~楕円状披針形で浅裂~深裂が入る。
細いキクバ状になる事もあり、長さ4~7cm、表面には
白い斑が入り裏面は紫紅色を帯び無毛。
イメージ 5
花期は4月、小型~中型の花でヒゴスミレ状 のものから
フイリフモトスミレ状のものまで変異があり、側弁基部は有毛。
和名は初めて発見された所、三重県青山町種生(たなお)に由来する。





母種と思われるスミレ  

フイリフモトスミレ
イメージ 6
撮影日 2018.08.26: 群馬県

ヒゴスミレイメージ 7
撮影日 2018.04.  : 群馬県

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