すみれの花の季節も終わりました。夏になると葉が大きくなったり、形が変化したり
より日光を受けやすくして光合成を積極的に行おうとしています。
そんな葉を夏葉と呼んで花の時期の葉と区別しています。

先日、しばらくぶりで榛名山に行ってきました。いくつか夏葉を撮ってきたので紹介します。
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撮影日 2021.7.31: 群馬(榛名山)

この中に3種類のスミレが写っています。








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①タチツボスミレ   ②エイザンスミレ   ③アケボノスミレ    です。
タチツボスミレやアケボノスミレでは形は変わりません。大きさが大きくなるぐらいなんですが、

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エイザンスミレは切れ込みが変わります。
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下の小型のものが春の花時の葉、  上の大きいのが夏葉です。
切れ込みが浅くなり、全く幅が変わっているのが分かると思います。
よく似たヒゴスミレでは極端な葉の変化はありません。



雑種の葉はどうなのでしょうか。
大きさは変化(大きくなる)  しますが、切れ込みは変わらないようです。
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オクタマスミレ  (ヒナスミレ × エイザンスミレ)
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