物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

2023年03月

タチツボスミレ(立坪菫)
<学名:Viola grypoceras A.Gray>
スミレ科 スミレ属 多年草


ほぼ日本全土に分布するもっとも普通に見かけるスミレ。
1
撮影日 2023.3.11: 群馬県

花時は高さ10cm程度だが、花後30cm程度まで伸びる
地上茎のあるスミレ。
3


2
春早くはあまり伸びていないため地上茎が無いように
見えます。
4

5
径2㎝ほどで薄紫色の花は
側弁は無毛、柱頭はこん棒状。がくの付属体は丸くて
歯が見られない。
6

7
距の先が上を向いて曲がっています。結構見かけることが
あります。他のスミレでも時々見かけることもあるものです。
カギガタタチツボスミレ(カギタチツボスミレ)なんて
呼ばれたりしますが特段分ける必要はないのではないかと
思います。

アオイスミレ(葵菫)
<学名:Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu >

スミレの季節が始まりましたね。
早咲きのすみれ達が咲きだしました。
先ず アオイスミレ が咲きだします。



北海道から九州の宮崎県にかけての低山の明るい森林内や林縁部の
やや湿ったところに分布。
1

撮影日 2023.3.11: 群馬県


2
全体に荒い毛の多いスミレで蔓状の匍匐茎を出し多数が地表を
覆うように増える。
   
葉身は丸い卵形、基部は心形先端は鈍く尖る。時にフキの
葉のようにどこが先端かわからないような形になる。
4

5
        
花期3~4月の早咲きで他のスミレ類よりも早い。花はほとんど白くて
紫の筋が入るものから全体に紫を帯びるものまで変化がある。
上弁がウサギの耳のようにそっくり返るのが特徴側弁には少し毛があり、
唇弁には紫の筋状の斑紋がある。
3
愕の付属体には切れ込みがなく丸い。距は筒状で先がやや上を向く
ことが多い。
6
果実は他のスミレのように上を向かず、逆に下を向き地表に転がる
ように丸く熟す。





                                             
7
     
葉は丸く”葵の御紋”の形(フタバアオイの葉)に似ていることから
葵菫と呼ばれる。
8
托葉は披針形で毛のような細長い鋸歯がある。

↑このページのトップヘ