綺麗な桃色のコスミレが咲くところがあって毎年楽しみに
見に行っていました。
今年葉の切れ込みの違う変わったものがありました。
色々検証してフギレコスミレと同定しました。
見に行っていました。
今年葉の切れ込みの違う変わったものがありました。
色々検証してフギレコスミレと同定しました。
フギレコスミレ(斑切れ小菫)
<学名:Viola japonica×eizanensis >
スミレ科 スミレ属 多年草
コスミレとエイザンスミレの交雑種で山地林縁、草地等で
両親種の生える環境でみられる。が、出会える機会はかなり少ない。
両親種の生える環境でみられる。が、出会える機会はかなり少ない。

撮影日 2018.3.25: 群馬県
草丈5~10cm、葉はコスミレ状(やや丸みのある卵形~長三角形)で、
葉身は長さ1.5~5cm、葉柄は2~8cm、基部は心形、
縁に不規則な切れ込みがあり浅く切れ込む。
葉身は長さ1.5~5cm、葉柄は2~8cm、基部は心形、
縁に不規則な切れ込みがあり浅く切れ込む。

花は淡紫紅色、側弁の基部は有毛
(花色は紅紫色~青紫色とコスミレの花色に影響されるそうです。)
(側弁基部の毛も無毛のものも知られているようです。)
(花色は紅紫色~青紫色とコスミレの花色に影響されるそうです。)
(側弁基部の毛も無毛のものも知られているようです。)
分かり難いですが葉の縁に浅い不規則な切れ込みがあります。
葉は通常のコスミレの葉と比べ切れ込みが違うのが分かると思います。


色々な書物、ネット上で見るフギレコスミレの葉は切れ込みが浅く
他のエイザンスミレの雑種のように菊葉と呼ばれるような切れ込みにはならないようです。
花です。
側弁基部には毛が生えているようです。
この場所のコスミレは毛が生えていないのですが、側弁有毛の
エイザンスミレの血が入っているために側弁基部に毛が
生えているのではないでしょう。


エイザンスミレの血が入っているために側弁基部に毛が
生えているのではないでしょう。
横顔です。

距にやや丸みがあります。
コスミレの距はがっしりとした棒状とでもいうような形です。
エイザンスミレの距は丸い袋状で、
フギレコスミレは両種の中間といった形をしています。
コスミレの距はがっしりとした棒状とでもいうような形です。
エイザンスミレの距は丸い袋状で、
フギレコスミレは両種の中間といった形をしています。
資料としてコスミレとエイザンスミレの写真を貼っておきます。
すぐそばで咲いていたものです。
まず コスミレ から・・・ちょっと色がよく出ていないのですが
葉型が分かりやすいものを
花
色の写りが良くないです。以前撮ったもの↓で確認してみてください。
側弁基部に毛は生えていません。
距は棒状です。




距は棒状です。

次は エイザンスミレ

葉の切れ込みはご存知の通りです。

花

側弁の基部は有毛です。
距は丸みがあります。
距は丸みがあります。

以下資料画像まとめです。



稔性の確認とか、これからも確認が必要ですね。