◎ だいぶ前ですが自生地へ案内していただいてみてきたことがあり
   そのときの記事は  ⇒    タデスミレ

ネット上にこんな記事があります。
この中に 
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とあり、井沢町植物園で植栽されているとのことで
観察に行ってきました。
 (植物園で見ることができる植物は 「植物園花ごよみ」のページにでています。)



タデスミレ(蓼菫)
<学名:Viola thibaudieri Franch. et Sav.>
スミレ科 スミレ属 多年草









環境省絶滅危惧 IB類(EN)
長野県絶滅危惧 Ⅰ類
長野県特別指定希少 野生動植物

などに指定されている植物です。

長野県の2カ所で生育が確認されていたが、そのうち1カ所は
絶滅したといわれます。
つまり自生地は1箇所のみというとても貴重なものです。

自生地では樹木の伐採や周辺環境の変化、野生鹿の食害などで
かなり数を減らしているようです。

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撮影日 2016.5.7: 長野県(植栽)

葉が長く蓼のようであることからタデスミレと名づけられた
スミレです。

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花はエゾノタチツボスミレに似ています。

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側弁に毛が生えています。
唇弁や側弁に紫条が有ります。

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エゾノタチツボスミレと同じく距のお尻に溝があります。

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ブログではお伝えできませんが、さわやかな香りがするのです。
自生地で香りを嗅いだ時を思い出しました。


特徴的なのは葉の形です。

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長くて本当に蓼のような形ですね。

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托葉です。

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