マルバスミレ(丸葉菫)<学名:Viola keiskei Miq.>
スミレ科 スミレ属 多年草

本州、四国、九州の丘陵や山地の道端や向陽~半日陰地の
崩れやすい斜面、落葉樹林下などに生えています。
葉は柔らかく、卵形~卵円形で、基部は心形表面は緑色、
裏面は淡い緑色で、両面ともに毛が多い。
葉が丸いことから丸葉菫と呼ばれます。
(葉が丸いのは本種だけではありませんけど)
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撮影日 2015.04.26: 群馬県

花期は4月~5月。花はふつう白色ときに淡紅色を帯び、径2cm前後。
割に多花性で多くの花をつけ見事な株に出会うことも多いです。
距は太くてがっしりしていて紅色が入るものが多いです。
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以前は毛が多いものを毛丸葉菫ケマルバスミレ)とし、
 毛のないものをその変種として丸葉菫マルバスミレ)と
 していましたが、毛の生えていないマルバスミレは
 ごく稀なため、最近では両者を同一種として「マルバスミレ
としています。
側弁の基部には毛があるものと無いものがあり、
毛があるものを品種ヒゲケマルバスミレ(f. barbata)とされます。
ヒゲケマルバスミレ意外と多く見かけます。

私は髭で分ける必要があるのか疑問なんですが・・・