物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

卯


しばらくぶりの記事になってしまいました
今回はこちら群馬県では見られないスミレです。


リュウキュウシロスミレ です。

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自著『スミレWorld』でもお世話になった、ブログで知り合った yadaryu1 様から
2021年暮れに送って頂いた種から育てたものです。
no title

2022年春に種を蒔蒔きました
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こちらでは戸外で冬越し出来るか?だったので、
秋に鉢上げして室内に取り込みました。
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暮れからぽつぽつと蕾が出て花が咲きだしました。
一気に咲くのではなくぽつぽつと順番に伸びて咲きます。
ベツメイノエナガスミレのように長くて倒れてしまうので
割り箸を立てています。
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詳しくはいずれ栽培記録でもアップしようと思っています。


サクラスミレやチシオスミレがたくさん見られるところへ行ってきました。
ツルカメバソウという珍しい植物も見られるところなんです。  ⇒ ツルカメバソウ
近くで何年か前にオトメニオイタチツボスミレを見たところに寄ってみました。



オトメニオイタチツボスミレ
(乙女匂立坪菫)
<学名:Viola obtusa Makino f. hemileuca Sugim.>
スミレ科 スミレ属 多年草




咲いていました。
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撮影日 2022.5.15: 群馬県
姿は前に比べやや小さくなっていますが、減ってはいないようです。
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花は白く距にのみ紫色が残っています。
横顔、距の様子はニオイタチツボそのものですね。

葉はタチツボスミレに比べ、やや丸みがあります。
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『柱頭』シリーズ4回目はエゾノタチツボスミレを取り上げます。

④エゾノタチツボスミレ類
エゾノタチツボスミレ
20-5-31
撮影日 2020.5.31: 長野県
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特徴的な柱頭で先端に突起があります。
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日本でのこの仲間は{エゾノタチツボスミレと
アイヌタチツボスミレ、シマジリスミレ}などです。

先端に突起毛がある特徴的な柱頭をしています。

『柱頭』シリーズ3回目はアオイスミレを取り上げます。

③アオイスミレ類(ニオイスミレ類)

アオイスミレ
22-3-12
撮影日 2022.3.12: 群馬県
早咲きのスミレです。
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柱頭の先が下を向いてかぎ状に曲がっているのが特徴です。
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日本でのこの仲間は{アオイスミレとエゾアオイスミレ}の2種です。

エゾアオイスミレ
20-4-25
撮影日 2020.4.25: 長野県
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ちょっと分かり難いですが柱頭の先が曲がっています。

柱頭の先が下を向いてかぎ状に曲がるのが特徴です。
栽培されているニオイスミレも柱頭の先が下を向いて
曲がっていて同じ仲間になります。


『柱頭』の形は種類によってさまざまあり種の同定に役立ちます。

②イブキスミレ類

柱頭の2回目はイブキスミレを取り上げます。
5-4-長野
撮影日 2022.5.04: 長野県
もう花は終わっていました。ちょっと遅かったです。
何とか1つだけ花が残っていました。
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前に花を撮ったイブキスミレ
17-5-4-長野
撮影日 2017.5.4: 長野県
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柱頭の先はちょっとだけ曲がっているのが分かるでしょうか。

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柱頭は先がやや下を向いてかぎ状に曲がっています。

タチツボスミレ類に含められることもありますが
こん棒状のタチツボスミレの仲間はほとんど曲がりがない
のに対してやや曲がりがある柱頭の形からも違う仲間とされます。

しばらくぶりの投稿になっちゃいました。
今回は『柱頭』について見ていきたいと思います。

 柱頭・ 雌蕊の先、頭ですが小さいのでなかなか見ることがありませんが、
ルーペ等で花の中をのぞき見するのも楽しいものです。
その形は種類によってさまざまあり種の同定にも役立ちます。

①タチツボスミレ類

最も良く見かけるタチツボスミレですが、
4-10-榛名
撮影日 2022.4.10: 群馬県
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柱頭は棒状です。
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近い仲間のニオイタチツボスミレ
5-4―長野
撮影日 2022.5.4: 長野県
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オオタチツボスミレ
5-4-2
撮影日 2022.5.4: 長野県
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柱頭はこん棒状です。

タチツボスミレの仲間の柱頭はほとんど曲がりがない
こん棒状なんです。


自著  『スミレworld』  にはそれぞれ柱頭の写真を
小さくて見難いやつですが載せています。
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が、グループ別なとでの解説するスペースがなかったので
これからいくつかのグループ別に記事にしていきますので
参考にしてください。

スミレのプリンセスとも呼ばれる  ヒナスミレ


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撮影日 2022.03.26: 群馬県

葉に脈に沿って白い斑が入るものもあり  フイリヒナスミレ と呼ばれます。
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かわいいピンクの花です。
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群生していることも多いです。
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側弁の元に毛が生えています。柱頭はカマキリのような虫頭形
がくの付属体は切れ込みがあります。個々のヒナスミレは縁毛がありました。
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