インターネットすみれ勉強会
スミレ勉強会用連携記事 ~はははの葉~
だいぶご無沙汰してしまいました。
今年はあまりスミレたちとの出会いが少なかったです。
あまり記事にするような題材も無いのですが・・・
今年はあまりスミレたちとの出会いが少なかったです。
あまり記事にするような題材も無いのですが・・・
スミレ勉強会用記事です・・・「はははのは」と笑ってご覧いただければと思います。
「すみれで皆をsmileに」
スミレたちの花は毛すっかり終わっています。
地元の山を散策していていくつかのスミレたちの葉を
撮ってきましたのでご覧ください。
◎ アケボノスミレ

撮影日 2016.06.18: 群馬県
花時には葉が開ききっていないのですが開くと
大きなハート型です。

◎ スミレサイシン
アケボノスミレに近い仲間だけに良く似た形をしています。

やや尾が長い感じでしょうか。
◎ フモトスミレ(フイリフモトスミレ)/フモトスミレ

葉裏が紫色を帯びていることが多いです。

◎ フイリヒナスミレ

フモトスミレに似ていますが長い葉です。

◎ ヒゴスミレ

ヒゴスミレの切れ込んだ葉はスミレとは思えない形をしています。

◎ エイザンスミレ
良く似たエイザンスミレは花後の葉が3裂に変ります。
.


我家の玄関前の道端に生えているノジスミレ

種が出来ています。

葉が丸まっていて形が良く分らないので広げてみます。

スミレ勉強会用記事 髭なしアカネスミレ(オカスミレ)
色色々 色々なタチツボ 【連携記事】
~ インターネットすみれ勉強会 連携記事として ~
今年も色々な菫たちに出会いました。
そんな中から良く知られたタチツボスミレをいくつかご覧ください。
そんな中から良く知られたタチツボスミレをいくつかご覧ください。

タチツボスミレはもっとも個体数が多く良く知られている菫ですが
いろいろな変異が知られています。

色の濃いの薄いの・・・
こちらは白ですが距にだけ色が付いています。
オトメスミレと呼ばれるタイプです。
(箱根に有る乙女峠で初めて見つかったのでそう呼ばれます。)
オトメスミレと呼ばれるタイプです。
(箱根に有る乙女峠で初めて見つかったのでそう呼ばれます。)

一秋の地元でも何箇所かで見ることができます。
距まで白くなったものはシロバナタチツボスミレです。

乙女スミレより数は少ないです。
唇弁に紫条が残っていたりする場合もあります。
(上の写真の左上の赤斑の入った葉は別の株のが映り込んだものです。)
唇弁に紫条が残っていたりする場合もあります。
(上の写真の左上の赤斑の入った葉は別の株のが映り込んだものです。)
[ 今年は見ていないのですが過去の写真を載せます。]
赤系の色をしたものも見られます。サクラタチツボスミレと呼ばれます。

こんなのにも時に出会ったりします。
緑色をしていたりするのでミドリタチツボスミレなんて言われます。

色変わりだけでなく形態的な変異もいくつも知られています。
もしよろしければ過去記事ですが↓をご覧ください。
もしよろしければ過去記事ですが↓をご覧ください。
まあ、あまり細かく分けるのもどうかとも思うのですが
いろいろ違いを探していくのもまた楽しいものです。
ただ、それぞれに名前がついていると名前が一人歩きして
まるで別種のように思われてしまうこともあります。
↑に載せた写真は みんな 『タチツボスミレ』
いろいろ違いを探していくのもまた楽しいものです。
ただ、それぞれに名前がついていると名前が一人歩きして
まるで別種のように思われてしまうこともあります。
↑に載せた写真は みんな 『タチツボスミレ』
だということに違いはありません。
コスミレ 2015-2 【連携記事】
~ インターネットすみれ勉強会 連携記事として ~
まずは先日(3/22埼玉県・3/28群馬県撮影)撮ったコスミレをいくつか
ご覧ください。
ご覧ください。

割と多花性のすみれです。


コスミレ(小菫)<学名:Viola japonica Langsd. ex Ging.>
スミレ科 スミレ属 多年草
スミレ科 スミレ属 多年草
側弁の毛について・・・
サクラスミレやアカネスミレなど側弁に毛を持つ菫はほとんど安定した
形質みたいで、毛のないものはほぼ見かけないですね。
ところがノジスミレなど、ほぼ毛の生えていないものに時々毛の生えた
タイプが見られることがあります。 オトコノジスミレ なんて呼ばれます。
形質みたいで、毛のないものはほぼ見かけないですね。
ところがノジスミレなど、ほぼ毛の生えていないものに時々毛の生えた
タイプが見られることがあります。 オトコノジスミレ なんて呼ばれます。
オトコノジスミレの花
マルバスミレでも側弁に毛のあるタイプがヒゲケマルバスミレ
なんて呼ばれています。地域差があるかは分かりませんが、こちらでは
結構多いです。
なんて呼ばれています。地域差があるかは分かりませんが、こちらでは
結構多いです。
ヒゲケマルバスミレ

アケボノスミレのように毛の有るタイプと無いタイプが存在するもので
特に分けていないものもあります。
特に分けていないものもあります。
アケボノスミレの花

側弁の毛によって分けたり分けなかったりするのは、なぜなんでしょうね。
逆にスミレ(マンジュリカ)のように通常毛があるものに無毛のタイプが
見られる場合も有り「ワカシュウスミレ」なんて呼ばれたりします。
見られる場合も有り「ワカシュウスミレ」なんて呼ばれたりします。
側弁の髭で名前が変わると別種のような印象を与えたりするなど
問題もあるのでは、とは思いますが、
種の同定の一助としてある程度有効かもしれないとは思います。
問題もあるのでは、とは思いますが、
種の同定の一助としてある程度有効かもしれないとは思います。
髭の有る種と髭のない種の雑種ではほぼ髭が出るように思います。
(私の観察した範囲ではですが)
雑種の見極めにも一考として利用できると考えます。
(私の観察した範囲ではですが)
雑種の見極めにも一考として利用できると考えます。
最初に載せたコスミレたち 側弁に髭はありません。
こちらでは側弁有毛のコスミレ(ヒゲコスミレ)は時々しか見ないです。無毛のものが
多いです。
西のほうではヒゲコスミレが多いと聞いていますがどうなのでしょうか。
こちらでは側弁有毛のコスミレ(ヒゲコスミレ)は時々しか見ないです。無毛のものが
多いです。
西のほうではヒゲコスミレが多いと聞いていますがどうなのでしょうか。
《名古屋周辺ではほとんどがヒゲコスミレとの情報をいただきました。》
では、こちらのヒゲコスミレをご覧いただきましょう。


髭があります。

ヒゲコスミレ(髭小菫)
<学名:Viola japonica Langsd. ex DC. f. barbata (Hiyama) Hiyama ex F.Maek.>
コスミレの品種です。