観察のポイント
柱頭 ①タチツボスミレ類
しばらくぶりの投稿になっちゃいました。
今回は『柱頭』について見ていきたいと思います。
柱頭・ 雌蕊の先、頭ですが小さいのでなかなか見ることがありませんが、
ルーペ等で花の中をのぞき見するのも楽しいものです。
ルーペ等で花の中をのぞき見するのも楽しいものです。
その形は種類によってさまざまあり種の同定にも役立ちます。
①タチツボスミレ類
最も良く見かけるタチツボスミレですが、
撮影日 2022.4.10: 群馬県
柱頭は棒状です。

近い仲間のニオイタチツボスミレ
撮影日 2022.5.4: 長野県
オオタチツボスミレ
撮影日 2022.5.4: 長野県
柱頭はこん棒状です。
タチツボスミレの仲間の柱頭はほとんど曲がりがない
こん棒状なんです。
自著 『スミレworld』 にはそれぞれ柱頭の写真を
小さくて見難いやつですが載せています。
が、グループ別なとでの解説するスペースがなかったので
これからいくつかのグループ別に記事にしていきますので
参考にしてください。
葉 いろいろ

撮影日 2018.06.17: 群馬県
アケボノスミレ(曙董)
<学名:Viola rossii Hemsl.>
アケボノスミレは大きく綺麗なハート形の葉形を
しています。
<学名:Viola rossii Hemsl.>
アケボノスミレは大きく綺麗なハート形の葉形を
しています。


撮影日 2018.07.15: 長野県
ヒメスミレサイシン(姫董細辛)
<学名:Viola yazawana Makino>
アケボノスミレに近い仲間です。葉形も似ています。
小型で小さく、やや長めといった感じですね。
<学名:Viola yazawana Makino>
アケボノスミレに近い仲間です。葉形も似ています。
小型で小さく、やや長めといった感じですね。

撮影日 2018.06.3: 群馬県
エイザンスミレ(叡山董)
<学名:Viola eizanensis (Makino) Makino>
夏葉は切れ込みが3裂に変わります。
<学名:Viola eizanensis (Makino) Makino>
夏葉は切れ込みが3裂に変わります。

ヒゴスミレ(肥後董)
<学名:Viola chaerophylloides (Regel) W.Becker
var. sieboldiana (Maxim.) Makino>
夏葉はエイザンスミレのように3裂状にはなりません。
<学名:Viola chaerophylloides (Regel) W.Becker
var. sieboldiana (Maxim.) Makino>
夏葉はエイザンスミレのように3裂状にはなりません。

撮影日 2018.06.3: 群馬県