物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

オオタチツボスミレ


あけましておめでとうございます。

昨年は何とか図鑑風のスミレの本『スミレworld』を出版できました。
が、ブログの方は開店休業状態になってしまいました。
なかなか思うようにはアップできないですが、少しずつでも進められるように
努力していきたいと思っています。 本年もよろしくお願いいたします。

『 スミレworld 』
スミレworld

基本種  47種
編品種  36種
雑種   25種
について図鑑のようにまとめています。
花の正面、横顔、葉の姿を一緒に載せています。いろいろな資料から
分布を調べて日本地図上に表示したものも付けました。
ブログに載せていたものを中心として観察記録やその他の資料を追加して
1冊にまとめて50音順にして記載しました。

楽天  や  amazon
などで購入することができます。



去年載せそこなったものをいくつかご覧いただきたいと思います。

オオタチツボスミレです。

長野県の高原で見かけたものです。
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普通のオオタチツボスミレは
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こんな色なんですが
やや薄くピンクに見えるものが多かったです。
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オオタチツボ



咲き残りがわずかに見られただけでした。

オオタチツボスミレ(大立坪菫)
<学名:Viola kusanoana Makino>
スミレ科 スミレ属 多年草






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撮影日 2018.01.00: 群馬県
北海道〜九州の寒冷な多雪地、特に日本海側に多い。
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葉は円心形で長さ3~5cm、幅3〜6cm。タチツボスミレより
まるみが強く、明るい緑色で、葉脈はへこんでいる。
基部は深い心形になり、先端はちょこんととがる。
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葉質はやわらかく、波打っているものが多い。
托葉は櫛の歯状だが、タチツボスミレに比べると
幅が広くて切れ込みが浅い。
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花の頃から地上茎が目立ち、ほとんどの花が地上茎の
途中から伸びる花柄につく。
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直径2cm前後で、タチツボスミレに似ているが、やや大きめで
唇弁の紫色のすじが細かい網の目状になる。
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距は白いのが特徴


タチツボスミレと比較してみました



― タチツボスミレ 

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― オオタチツボスミレ 
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タチツボスミレ         オオタチツボスミレ
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地上茎が伸びだす前から、花が出る。          花の頃から地上茎が目立ち、
                           ほとんどの花が地上茎の途中から
                           伸びる花柄につく。
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                                            やや大きめで唇弁の紫色のすじが
                                                 細かい網の目状になる。

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   心形~扁心形             円心形
                     まるみが強く、明るい緑色で、
                                 葉脈はへこんでいる。
                                   先端はちょこんととがる。

托葉
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                                                            幅が広くて切れ込みが浅い。

オオタチツボスミレ(大立坪菫)
<学名:Viola kusanoana Makino>
スミレ科 スミレ属 多年草











先日志賀高原で撮ったオオタチツボスミレを記事にして
ご覧いただきました。
今回はそのちょっと先奥志賀のオオタチツボスミレです。

標高の高いところなので花盛りでした。
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撮影日 2017.6.24: 長野県(奥志賀)

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葉はタチツボスミレに似ていますがより丸みがあります。

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タチツボスミレより紫条が強く入っています。

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距は白いのも特徴です。

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標高が高いので未だ花がたくさん見られました。


オオタチツボスミレ(大立坪菫)
<学名:Viola kusanoana Makino>
スミレ科 スミレ属 多年草















北海道~九州の寒冷で雪の多い地域のブナ林域の谷筋など、
やや湿った落葉広葉樹林下や山道の路傍など日本海側中心に
分布する。群落となっていることも多い。草丈15~25cm。

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撮影日 2017.06.17: 長野県(志賀高原)

葉は長さ3~5cmで、円心形。タチツボスミレよりまるみが強く、
明るい緑色で、葉脈はへこんでいる。

基部は深い心形になり、先端はちょこんととがる。
葉質はやわらかく、波打っているものが多い。

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托葉は櫛の歯状だが、タチツボスミレに比べると幅が広くて
切れ込みが浅い。

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花期は4~6月 花時には立ち上がって葉を広げ、花を咲かせる。
花の頃から地上茎が目立ち、ほとんどの花が地上茎の
途中から伸びる花柄
につく。

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花は直径2cm前後で、タチツボスミレに似ているが、
やや大きめで唇弁の紫色のすじが細かい網の目状になる。
花の色は淡紫色で、距が白いのも見分けるときのポイント。

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