物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

イソスミレ


イソスミレ

過去に記事にしたものですが、
見てきましたと写真だけの掲載だったりしますので
archiveとして解説等しっかりとした(?)記事にまとめました。
春のすみれ時期までにarchive記事をいくつかアップします。



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北海道~鳥取の日本海側海岸の砂浜に生えるタチツボスミレに
近い仲間のすみれ。
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砂浜でハマハタザオやコウボウムギなどと競い合っていました。

地下茎は太く木質化して砂中に深く伸びる。
株が大きく育ち、増えることで、直径1mもの塊になる。
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茎の高さは5~20センチ。葉は丸~ハート型、心形で、厚くて
小さく、光沢があり、表側に巻く。
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托葉は櫛の歯状に裂ける。
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地上茎から伸びる花柄に、直径2~2.5㎝の紫紅色~淡紫色の
花をつける。側弁基部に毛はない。
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距は白色。
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繁殖地は、新潟県立自然公園条例で県知事の許可が必要とされいて
採取はできない。
また、無断採取には罰則があり、県知事の許可なく採取すると
30万円以下の罰金が科せられる。
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柱頭は筒形というか、こん棒状でタチツボスミレと似た感じです。


別名:セナミスミレ
こんな話があるそうです。


     昭和3年7月、牧野富太郎博士が採集旅行に来られて、 
     瀬波温泉(養心亭)に一泊、砂丘に茂ったスミレに注目された。
    そのスミレは「イソスミレ」と命名されている種類であるが、 
    瀬波海岸のものは地下茎が特別に発達していることから、 
    別名として「セナミスミレ」がふさわしい、と提唱された。 
    そして、宿の芳名録には次のような自作の和歌   
                   「わが齢六十七の若ざかり竜には負けじ駆けくらべせん」 
                                                             (昭和3年は戊辰の年) 
    を残して旅立たれたのであった。 

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 新潟で見てきたスミレ-2  2008/04/27撮影

        イソスミレ   別名:セナミスミレ
 海岸の砂浜に生えるタチツボスミレの仲間。主に北日本の日本海側に分布。距は白い。
花は大きくなかなか美しいものです。
ここの海岸にはアナマスミレとか白いハマハタザオなどと一緒にかなりの群落を作っていた。
 
 

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