物臭狸の『すみれ world』

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イブキスミレ

イブキスミレ(伊吹菫)
<学名:Viola mirabilis L. var. subglabra Ledeb.>
スミレ科 スミレ属 多年草

広島県以北に点々と隔離的分布をする菫です。
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撮影日 2015.04.12: 長野県

葉は円心形で質が薄く、花期には表側に巻いている。
托葉は全縁で縁に細かい毛がある。
花期は4月中旬から5月頃 淡紫色(色の淡いものが多い)
側弁の基部に毛が密生しています。距は白くやや短い。
花柱は先が短く曲がっています。
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エゾアオイスミレの近くに結構たくさんあったのを覚えていたのですが
未だ早くて花はまだだろうと思っていました   が、
たった1株だけでしたが花をつけていました。
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 昨年は富士山が世界遺産になったり、オリンピックが東京に決まるなどがありました。
また、今年は消費税の引き上げが予定されているものの
アベノミクスの効果も期待されています。これからだんだん良くなっていくことに
期待したいですね。
今年はだんだんよくなって行く息吹を感じる年と成るでしょうか。
ということで、すっごいこじつけですが今年の初記事として
 イブキスミレ を取り上げて解説したいと思います。

(最後の2つは6月に前のは5月に撮った画像です。)
 
初めて伊吹山で見つかったスミレなんで伊吹菫になったんだそうです。
北海道日高地方から中国山地の一部まで点々と隔離分布しています。
ちょっとタチツボスミレに似た感じに見えます。
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葉は花時にはふちが巻いています。
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花時にはほとんど地上茎が見られません。
 
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花は淡い紫色で側弁に毛が生えています
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距は白くやや短いですね。
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がくの付属体は歯がなく円いですが大きいです。
柱頭はタチツボスミレとアオイスミレの中間的でちょっと先が曲がる感じです。
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葉は円心形で円く
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先は尖っていません。
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花時は地上茎がなく花後伸び出すという変わった特徴を持つスミレなんです。
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托葉は切れ込みがないですね。(有毛)
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花後伸びた茎の先には2枚の葉が付きその上に閉鎖花をちょこんと乗せています。
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特徴的な姿です。
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イブキスミレ その2
 
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花は淡い紫色側弁に毛が生えています。
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距は白くやや短ですね。
がくの付属体は歯がなく円いですが大きいです。
 
葉は
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円心形で円く花時にはふちが巻いています。
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花が終わっていたものも多かったです。
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イブキスミレは花後に地上茎を伸ばすという特徴があります。(伸びだしているのがわかりますか。)     ここがわかりやすいです。
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花時は地上茎がなく花後伸び出すという変わった特徴を持つスミレなんです。
 
もう一つ この後の形にも特徴があります。伸びた茎の先には2枚の葉が付き
その上に閉鎖花をちょこんと乗せる姿は特徴的です。
未だなので以前に撮ったその様子をご覧ください。 
次の画像は2007年6月撮影(長野県)です。
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 長野・山梨県境当りなんですがイブキスミレ伊吹菫)が咲いていました。
(群馬県では数箇所分布が知られているそうです。)
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カラマツ林の縁に群生していました。
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ちょっとタチツボスミレに似た感じに見えました。
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側弁に毛が生えています。地上茎が見られません。
タチツボスミレとは明らかに違いますね。
 
初めて伊吹山で見つかったスミレなんで伊吹菫になったんだそうです。
 

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