物臭狸の『すみれ world』

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ニョイスミレ類

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ニョイ22

ニョイ11

タチスミレ

タチスミレ(立菫)
<学名:Viola Raddeana Regel>
スミレ科スミレ属 多年草



関東地方(栃木、群馬、茨城)の一部の河川沿いと
九州(大分、鹿児島、宮崎)の一部だけに残る珍しいスミレ。
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河川敷などのアシ原や低湿地の湿った草地に生えるすみれ。
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撮影日 2007.05.27: 群馬県
分布域は非常に狭く、個体数も少ないようです。
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葦原や草原に生育しているため河川の改修や開発で次々と
自生地が失われ、絶滅の危機に瀕しています。
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絶滅危惧種(Ⅱ類(VU))に指定されています。
背丈は葦の成長に合わせるように1mに達することもあります。
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(草本のスミレ属中では世界最大)
葉は長披針形で細長いです。
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長さ2~4㎝切れ込みは少なく疎らな鋸歯がある。
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托葉は三角状披針形で大きく、葉のように見える。
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花期は5~6月、比較的長く閉鎖花はあまりつけず開放花を
断続的に咲かせます。
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花色は白から淡紫色で1㎝前後。
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白花の個体でも、花弁裏面は
淡紫色を帯びることが多い。
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側弁の基部は有毛。
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距は短い。
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(距が短いことも、ニョイスミレの仲間の特徴です。)

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