物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

タチツボスミレ類


そろそろスミレの季節になりますね。
今年春のスミレ第一号は
立坪菫です。


タチツボスミレ(立坪菫)
<学名:Viola grypoceras A.Gray>
スミレ科 スミレ属 多年草

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撮影日 2023.2.25: 群馬県
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ハート形の葉
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柱頭の先は棒状
がくの付属体に歯、切れ込みはありません。
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サクラスミレやチシオスミレがたくさん見られるところへ行ってきました。
ツルカメバソウという珍しい植物も見られるところなんです。  ⇒ ツルカメバソウ
近くで何年か前にオトメニオイタチツボスミレを見たところに寄ってみました。



オトメニオイタチツボスミレ
(乙女匂立坪菫)
<学名:Viola obtusa Makino f. hemileuca Sugim.>
スミレ科 スミレ属 多年草




咲いていました。
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撮影日 2022.5.15: 群馬県
姿は前に比べやや小さくなっていますが、減ってはいないようです。
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花は白く距にのみ紫色が残っています。
横顔、距の様子はニオイタチツボそのものですね。

葉はタチツボスミレに比べ、やや丸みがあります。
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『柱頭』シリーズ4回目はエゾノタチツボスミレを取り上げます。

④エゾノタチツボスミレ類
エゾノタチツボスミレ
20-5-31
撮影日 2020.5.31: 長野県
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特徴的な柱頭で先端に突起があります。
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日本でのこの仲間は{エゾノタチツボスミレと
アイヌタチツボスミレ、シマジリスミレ}などです。

先端に突起毛がある特徴的な柱頭をしています。

しばらくぶりの投稿になっちゃいました。
今回は『柱頭』について見ていきたいと思います。

 柱頭・ 雌蕊の先、頭ですが小さいのでなかなか見ることがありませんが、
ルーペ等で花の中をのぞき見するのも楽しいものです。
その形は種類によってさまざまあり種の同定にも役立ちます。

①タチツボスミレ類

最も良く見かけるタチツボスミレですが、
4-10-榛名
撮影日 2022.4.10: 群馬県
01
柱頭は棒状です。
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近い仲間のニオイタチツボスミレ
5-4―長野
撮影日 2022.5.4: 長野県
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オオタチツボスミレ
5-4-2
撮影日 2022.5.4: 長野県
03
柱頭はこん棒状です。

タチツボスミレの仲間の柱頭はほとんど曲がりがない
こん棒状なんです。


自著  『スミレworld』  にはそれぞれ柱頭の写真を
小さくて見難いやつですが載せています。
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が、グループ別なとでの解説するスペースがなかったので
これからいくつかのグループ別に記事にしていきますので
参考にしてください。


あけましておめでとうございます。

昨年は何とか図鑑風のスミレの本『スミレworld』を出版できました。
が、ブログの方は開店休業状態になってしまいました。
なかなか思うようにはアップできないですが、少しずつでも進められるように
努力していきたいと思っています。 本年もよろしくお願いいたします。

『 スミレworld 』
スミレworld

基本種  47種
編品種  36種
雑種   25種
について図鑑のようにまとめています。
花の正面、横顔、葉の姿を一緒に載せています。いろいろな資料から
分布を調べて日本地図上に表示したものも付けました。
ブログに載せていたものを中心として観察記録やその他の資料を追加して
1冊にまとめて50音順にして記載しました。

楽天  や  amazon
などで購入することができます。



去年載せそこなったものをいくつかご覧いただきたいと思います。

オオタチツボスミレです。

長野県の高原で見かけたものです。
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普通のオオタチツボスミレは
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こんな色なんですが
やや薄くピンクに見えるものが多かったです。
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