物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

2018年05月

今年もたくさん見てきました。
(といっても時期的に合わなかったのかいつもの年より少ない感じでしたけど・・・)



エゾノタチツボスミレ(蝦夷立坪菫)
<学名:Viola acuminata Ledebour >
スミレ科 スミレ属 多年草



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撮影日 2018.05.27: 長野県
北海道、本州(岡山県以北)の低地~亜高山帯の日当たりのよい
林内や林縁などに生え、割と大きく立ち上がるスミレ
大きいものは高さ30㎝程度になります。
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根生葉は卵形~心形で長さ1.5~2cmと小さいが、
成長した茎葉は長さ2~4cm心形で、上部のものほど大きい。
タチツボスミレに似ていますがやや先が尖っています。
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托葉は櫛の歯状に裂けていて細かい毛がある。
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花期は4月~5月地上茎から伸びる花柄に、
花径15~20㎜くらいの小さな花をつける。
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花の色は、白色~紫色と変化が多い
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側弁基部に毛がある。
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距は白色でやや短く溝が付いているのが特徴。
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がく片は細長く、毛のあるものが多い。



柱頭には突起毛が生えている。

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前に撮った柱頭の写真をご覧ください。
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フイリシハイ×マキノ(斑入り紫背×牧野)
<学名:Viola violacea f. versicolor×v. violacea var. makinoi >
スミレ科 スミレ属 多年草


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撮影日 2018.05.05: 長野県


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イブキスミレ(伊吹菫)
<学名:Viola mirabilis L. var. subglabra Ledeb.>
スミレ科 スミレ属 多年草




すっかり花は終わっていました。
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撮影日 2018.05.05: 長野県
本州(広島以北)~北海道の一部、火山灰地や石灰岩地帯に
隔離分布する希少種。
花時にはほとんど地上茎が見られない。
葉は円心形で円く先は尖っていません。
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葉形からイブキスミレには違いありません。
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花が見られなかったので
花の様子については以前の記事でご見てください。
                     イブキスミレ




そのほか見かけたスミレたちは

ヒナスミレ(雛菫)
<学名:Viola Tokubuchiana Makino
                     var. Takedana (Makino) F.Maekawa>
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マルバスミレ(丸葉菫)
<学名:Viola keiskei Miq.>

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ニョイスミレ(如意菫)
<学名:Viola verecunda A. Gray >
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ヒゴスミレ(肥後菫)
<学名:Viola chaerophylloides (Regel) W.Becker
      var. sieboldiana (Maxim.) Makino>
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などです。

長野の山で咲いていたスミレたち  
花はほとんど終わり数花しか見られませんでした。
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撮影日 2018.05.05: 長野県


アケボノスミレ(曙菫)
<学名:Viola rossii Hemsl.>
スミレ科 スミレ属 多年草



北海道南部から本州、四国、九州の太平洋よりの内陸部が分布の中心。
明るく乾き気味の山地草原や雑木林の下などに多いスミレです。
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花期は葉が展開していないことが多いので落ち葉などに紛れて
花だけ出ているような感じに見える。
花期4月~5月、綺麗な淡紅色で花茎は太く花も肉厚で直径2~2.5㎝前後
距が短いのも特徴のひとつ。





花はほぼ終わっていたので、
以下、今年一秋の地元で撮ったアケボノスミレの花を載せておきます。

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長野の山で咲いていたスミレたち  
花は終わり際でした。
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撮影日 2018.05.05: 長野県




マキノスミレ(牧野菫)
<学名:Viola violacea Makino
     var. makinoi (H.Boissieu) Hiyama ex F.Maek.>

スミレ科 スミレ属  多年草



シハイスミレの葉の細いタイプの変種で、
シハイスミレは西日本、マキノスミレは東日本に多く分布
となっていますが中間形も多く明確な区分けは難しいです。
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主に照葉樹、松林などの明るい山林や
尾根沿いに多く、高さ5~8cm。
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葉は長さ2~5㎝。細長い長披針形で垂直に立てていることが多い。
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表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡く紫色を
帯びるが、花後、淡緑色になることが多い。
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花期は4~5月、花は濃い紅紫色、距は色が濃く細長い。
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側弁は無毛。

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