物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

2018年04月

ハグロスミレ(葉黒菫)
タカオスミレ
(高尾菫)
<学名:Viola yezoensis Maxim. 
   f. discolor (Nakai) Hiyama ex F.Maek. >
スミレ科 スミレ属 多年草


黒い葉のスミレ・榛名山の ヒカゲスミレ です。
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撮影日 2018.04.22: 群馬県
榛名では普通のヒカゲスミレも見られますがこんな変わった葉色の
ものも見ることが出来ます。
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タカオスミレは、「ヒカゲスミレ」の葉が茶色に変色した品種です。
葉の表面がこげ茶色をしている。ただし、花が終わると緑色の葉が
出てくるようになるのでヒカゲスミレとの見分けはむずかしくなる。
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葉色以外は普通のヒカゲスミレと変りありません。
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花はヒカゲスミレと変わりありません。
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葉の裏が緑のものを"ハグロスミレ"と呼び、葉の裏まで赤褐色を帯びているのをタカオスミレとしていたようですが今は両方合わせてタカオスミレというようになっているようです。
 (現在では葉の表面が黒紫色になっていれば全て「タカオスミレ
ということです。)


全国に分布しているが、高尾山で最初に発見され、
 昭和3(1928)年にヒカゲスミレの変種として発表されました。
(高尾山で発見されたことからタカオスミレの名が付けられました。)


ヒカゲスミレ(日陰菫)
<学名:Viola yezoensis Maxim.>
スミレ科 スミレ属 多年草





秩父では普通のヒカゲスミレも見られますが、
こんなタイプのヒカゲスミレも見られます。

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撮影日 2018.04.8: 埼玉県
葉に斑が入っているのが分かりますでしょうか。
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花は変わりないです。
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側弁に毛が生えていて紫条が濃いですね。
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葉を上から見ると斑の様子が分かりやすいです。

もう少し葉が黒くなって白い斑がはっきり出るものを
フイリヒカゲと呼ぶのですが、その手前って感じです。

ヒカゲスミレ(日陰菫)
<学名:Viola yezoensis Maxim.>
スミレ科 スミレ属 多年草








今回は妙義山で撮ってきたヒカゲスミレをご覧ください。


まずは、妙義山とは、
赤城山、榛名山と共に上毛三山の一つに数えられる妙義山は、群馬県甘楽郡下仁田町・富岡市・安中市の境界に位置し日本三大奇景の一つとされる山[ 白雲山・金洞山・金鶏山・相馬岳・御岳・丁須ノ頭・谷急山などを合わせた総称 ]
山中にはヒカゲスミレもたくさん見られます。
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撮影日 2018.04.15: 群馬県
一秋の地元で撮ったヒカゲスミレと同じです。
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ごく一般的なヒカゲスミレです。
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ヒカゲスミレ(日陰菫)
<学名:Viola yezoensis Maxim.>
スミレ科 スミレ属 多年草



まずはヒカゲスミレの解説から

北海道南部から九州は阿蘇山付近まで分布しているが東北から
中部の太平洋側の低山地に多く西日本では少ないという。
谷沿いや沢沿いの落葉樹林の下など湿度が高いところを好み
根を伸ばして群落を形成することが多い。
高さは5~12㎝。地上茎はない。

葉は長卵形から長三角形で先は尖り基部は心形となる。葉裏は緑色。
全体に粗い毛がある。
普通両面とも緑色で柔らかい感じがする。葉の表面がやや黒紫に
色づくことがある。
         

~ 葉の変化 ~

 ▲葉の表が茶色になるのをタカオスミレと呼ぶ。(高尾山で最初に
     発見された事で高尾の名が付いた。)
   ●葉の表面が褐色になるものをハグロスミレと呼びタカオスミレとは
     区別しています。

   ※ 最初の報告では、タカオスミレは葉の裏までこげ茶色から黒紫色に
   なるものとされ、葉の表面だけがこげ茶色から黒紫色になるものは
      ハグロスミレとされていたが、最近では、まとめてタカオスミレ
   というのが普通となっています。

   ■褐色に斑が入るものをフイリヒカゲスミレと呼びます。
   ◆阿蘇山で見つかり葉がヒョウタン型になるものを「アソヒカゲスミレ
   と呼びます


花期4月~5月。 花は直径2cm程で白色。花付きはあまり良くなく
大株なのに咲いてないというものも見かけます。
側弁と唇弁の紫条は濃く独特の模様をしています。
側弁の基部には毛が生えています。
距はやや太く、白地に紅紫色の微細な斑点がつくこともある。
 
別名:エゾコスミレ




ヒカゲスミレは葉の変化が面白いものです。
まずは一秋の地元で見られるヒカゲスミレを紹介します。


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撮影日 2018.04.19: 群馬県
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毛深いスミレです。花柄など白い毛で覆われています。
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唇弁、測弁に紫条があります。
強く濃く独特の模様をしています。
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長卵形で先は尖り基部は心形となった葉で 全体に粗い毛が多いです。
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フギレコスミレ(斑切れ小菫)
<学名:Viola japonica×eizanensis >
スミレ科 スミレ属 多年草






先日記事にした、フギレコスミレ の様子を見に行ってきました。
雑種の場合不稔になることが多く、稔性があることは稀です。
花後に実ができるかどうかが雑種判断の一つとしても有効です。
自花受粉で実をつける閉鎖花が不稔なら
より確かに雑種と判断できると思います。
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撮影日 2018.04.19: 群馬県
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実は付いていませんでした。
開放花は不稔です。
やはり雑種の可能性が高いです。



近くのコスミレはご覧の通り
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実が膨らんでいます稔性があるようです。



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