物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

2018年03月

綺麗な桃色のコスミレが咲くところがあって毎年楽しみに
見に行っていました。
今年葉の切れ込みの違う変わったものがありました。
色々検証してフギレコスミレと同定しました。


フギレコスミレ(斑切れ小菫)
<学名:Viola japonica×eizanensis >
スミレ科 スミレ属 多年草







コスミレとエイザンスミレの交雑種で山地林縁、草地等で
両親種の生える環境でみられる。が、出会える機会はかなり少ない。
イメージ 1
撮影日 2018.3.25: 群馬県
草丈5~10cm、葉はコスミレ状(やや丸みのある卵形~長三角形)で、
葉身は長さ1.5~5cm、葉柄は2~8cm、基部は心形、
縁に不規則な切れ込みがあり浅く切れ込む
イメージ 2
花は淡紫紅色、側弁の基部は有毛
(花色は紅紫色~青紫色とコスミレの花色に影響されるそうです。)
(側弁基部の毛も無毛のものも知られているようです。)
分かり難いですが葉の縁に浅い不規則な切れ込みがあります。
イメージ 3
葉は通常のコスミレの葉と比べ切れ込みが違うのが分かると思います。
イメージ 4
色々な書物、ネット上で見るフギレコスミレの葉は切れ込みが浅く
他のエイザンスミレの雑種のように菊葉と呼ばれるような切れ込みにはならないようです。

花です。
イメージ 5
側弁基部には毛が生えているようです。
イメージ 6
この場所のコスミレは毛が生えていないのですが、側弁有毛の
エイザンスミレの血が入っているために側弁基部に毛が
生えているのではないでしょう。
横顔です。
イメージ 7
距にやや丸みがあります。
コスミレの距はがっしりとした棒状とでもいうような形です。
エイザンスミレの距は丸い袋状で、
フギレコスミレは両種の中間といった形をしています。



資料としてコスミレとエイザンスミレの写真を貼っておきます。
すぐそばで咲いていたものです。

まず コスミレ から・・・ちょっと色がよく出ていないのですが
イメージ 8
葉型が分かりやすいものを
イメージ 9
イメージ 10
色の写りが良くないです。以前撮ったもの↓で確認してみてください。
イメージ 11
側弁基部に毛は生えていません。
距は棒状です。
イメージ 12



次は エイザンスミレ
イメージ 13
葉の切れ込みはご存知の通りです。
イメージ 14

イメージ 15
側弁の基部は有毛です。
距は丸みがあります。
イメージ 16





以下資料画像まとめです。

イメージ 17


イメージ 18

イメージ 19

稔性の確認とか、これからも確認が必要ですね。


アオイスミレ(葵菫)
<学名:Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu>
スミレ科 スミレ属 多年草







ちょっと変わったアオイスミレです。
イメージ 1
撮影日 2018.3.25: 群馬県
ここのアオイスミレは花弁が短く
イメージ 2
うつむき加減に咲きます。
イメージ 3



普通のアオイスミレと比べてみてください。
イメージ 4






個性的な咲き方のアオイスミレです。
イメージ 5




アオイスミレ(葵菫)
<学名:Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu>
スミレ科 スミレ属 多年草









イメージ 1
撮影日 2018.3.25: 群馬県
イメージ 2
葉柄は葉身より長くて、葉身は丸っこい卵形、基部は心形、
先端は鈍く尖るがあまりはっきりせず、場合によっては
フキの葉のようにどこが先端かわからないような形になる。
イメージ 3
蔓状の匍匐茎を盛んに出し、
多数が地表を覆うように増える。
イメージ 5

イメージ 4

 

後で編集します。
イメージ 1

後ほど追加、修正します。
イメージ 1

↑このページのトップヘ