物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

2018年02月


アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)
<学名:Viola sororia Willd.>
スミレ科 スミレ属 多年草
(ビオラ・ソロリア)


北アメリカ東部に自生する多年草。やや湿り気のある
草地や林縁に生える。
日本には、明治以降に園芸植物として導入されたものが
北海道から四国に逸出帰化しいて、人家近くの道端や
空き地、今では山道などでも見られることがある。
高さ10~20㎝の多年草。わさびのような太く発達した
塊茎があります。
葉はやや厚くて大きく丸みのある心形。多数つく。
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花期は4月~5月、側弁の基部に毛がある。
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花は大型で丸みが強く、綺麗な花が好まれて
園芸植物として花壇などにも植えられ
栽培されている。


いろいろな品種があります。代表的なものとしては、 
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 ★白花      スノー・プリンセス(Snow Princess)
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 ★白地に青紫の筋が入る     プリケアナ(Priceana)
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 ★青紫色         パピリオナケア(papilionacea)
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 ★白地に青紫の細かい斑点が入る    フレックス(freckles)
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こんな色のも見かけたことがあります。
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  ★フレックスの一種でしょうか、斑点が入っていますが白地ではなく
   水色地です。    
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スミレサイシンに似て根茎がワサビのように太く大きくなることから、
アメリカスミレサイシン名がつけられたようです。


逸出帰化しいて、人家近くの道端や空き地だけでなく、今では山道などでも見られることがあるくらいです。私も地元だけでなく、秩父の山道や長野のやや高い山でも見かけています。環境への影響も心配されるぐらい繁殖しています。

西洋のスミレで有名なニオイスミレに近縁な仲間(ニオイスミレ類)
日本に分布するのは
アオイスミレ  /  エゾアオイスミレ  
の2種です。



未だ完成していません。随時編集しています。!!!!  



**********  共通する特徴  **********
荒い白毛が多いスミレです。


イメージ 20  雌しべの先がかぎ形に曲がっている点はどちらにも共通しています。

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イメージ 19  丸い果実は他のすみれと違い果柄を上に伸ばして飛ばすようにならず
       株元にごろんと転がっています。
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アオイスミレ(葵菫)
<学名:Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu>
ススミレ科 スミレ属 ニオイスミレ類 多年草

北海道から九州の宮崎県に分布
山地の明るい森林内や林縁部のやや湿ったところに多い。
     アオイスミレ 詳細   
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ゾアオイスミレ(蝦夷葵菫)
<学名:Viola teshioensis Miyabe et Tatew.>
スミレ科 スミレ属 ニオイスミレ類 多年草


本州の中部以北標高のある落葉樹林下に分布
      エゾアオイスミレ 詳細 
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葉は花期にあまり開いていない。
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      ☞ エゾアオイスミレ 葉
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葉はアオイスミレより細長く先がとがった卵形
花期に越冬葉はない。
両端が巻き込んだ感じで直立して出てくる。






+++++     *****     比 較     *****     +++++ 

①株姿
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エゾアオイスミレの葉は花期にあまり開いていません。



②葉
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葉の形は明らかに違いますね。
エゾアオイスミレの葉は先が尖り気味です。



③花
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花も雰囲気が違いますね。
エゾアオイスミレは側弁が開いているようです。



④分布
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アオイスミレは日本全国に分布、エゾアオイスミレは北の方中心ですね。
世界的にみるとアオイスミレは日本近辺だけで、
エゾアオイスミレの方が東アジア中心に広く分布しているそうです。
『日本のすみれ』の著者  いがりまさし氏 
アオイスミレは日本の温暖で湿潤な気候に合わせて進化してきたのではないか
と本の中で述べています。










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