物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

2017年07月


ミヤマスミレ(深山菫)
<学名:Viola selkirkii Pursh ex Goldie>
スミレ科 スミレ属 多年草








北海道、本州、四国に分布
(北海道では低地の落葉樹林などで見られるようですが
本州では東北は低山に、中部付近では1000m以上の
亜高山に分布し、西日本や四国では高山に飛び地的に
みられる程度だそうです。)

標高の高いところなので未だ花盛りでした。
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撮影日 2017.06.24: 長野県(奥志賀)

主に湿り気のある落葉樹林下に生育

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高さは3~10センチ。地上茎はなく、葉は心形で先が尖り、
ふちに波状の鋸歯がある。

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直径1.5~2センチの紫紅色の花をつける。

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側弁基部には毛はない。

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ミ ヤ マ ス ミ レ


ニョイスミレ(如意菫)[ツボスミレ(坪菫)]
<学名:Viola verecunda A. Gray >
スミレ科 スミレ属 多年草



撮影日 2017.06.24: 長野県-奥志賀
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撮影日 2017.06.17: 野県-志賀高原
 
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撮影日 2017.05.02: 群馬県-榛名
 
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撮影日 2017.04.29: 群馬県-一秋地元
 
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撮影日 2017.04.30: 埼玉県-秩父
 
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撮影日 2017.05.28: 長野県-美ヶ原
 
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撮影日 2017.06.04: 長野県-霧ヶ峰
 
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撮影日 2017.05.20: 群馬県-野反
 
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ニョイスミレ(如意菫)[ツボスミレ(坪菫)]
<学名:Viola verecunda A. Gray >
スミレ科 スミレ属 多年草












北海道から九州、屋久島まで分布し、各地で普通
日本国内では個体数でタチツボスミレに次いで多い
ともいわれる。日当たりの良い畦や、沢沿いなど
湿り気のある草地に生え、山間部では人里にも
珍しくなく、畑や水田の水路脇などに多く
見かける。匍匐枝をのばすので、小さな群落を作る。
時には畦に一面に出現することもある。

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全体に小柄で、茎は斜めに伸びるか横に這い、
草丈は5-25cm。

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葉は丸っこく、基部は深く心形、
緑色でつやがなく、無毛。長さ2~4センチ程度。

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葉の縁には粗くて背の低い鋸歯がある。

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托葉には少数の欠刻があるのみであまり切れ込まない。

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花期は遅い方で、4月末~6月
地上茎のある種類のなかでは、最も小さく径1cmほど。
花は匍匐する茎の葉腋から出て、花柄は立ち上がり、
葉より少し上に出て花をつける。

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花色は白で、上弁は反り返る。花弁には基部に向けて
紫の筋が入る。紫の筋の濃さには差があり、
場合によっては花全体が紫を帯びる。

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花弁はやや細め。距は丸くて短い。ガクの付属体は
小さく目立たないです。

和名としては坪菫如意菫がある。坪は庭の意で、庭に生えるスミレ
との意味で、古くからの名である。
如意菫は牧野富太郎の命名によるもので、葉の形が仏具の如意(孫の手の
ような形の威儀具)に似ることによる。
これは前者がこの種を特定するものではないので、命名し直したとのこと。

「日本植物誌」「原色日本植物図鑑」「日本の野生植物」など日本産植物の標準的な図鑑として使われてきた文献ではツボスミレが使われている。
YListもこれを用いている。
それに対して『日本のスミレ』などはニョイスミレを使っている。

学名と異なり正式のルールがない和名はどちらの使用も許容されることが、紛らわしさを生じさせている。

今年もいろいろな場所でたくさん撮っているのでいくつかをご覧ください。

オオタチツボスミレ(大立坪菫)
<学名:Viola kusanoana Makino>
スミレ科 スミレ属 多年草











先日志賀高原で撮ったオオタチツボスミレを記事にして
ご覧いただきました。
今回はそのちょっと先奥志賀のオオタチツボスミレです。

標高の高いところなので花盛りでした。
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撮影日 2017.6.24: 長野県(奥志賀)

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葉はタチツボスミレに似ていますがより丸みがあります。

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タチツボスミレより紫条が強く入っています。

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距は白いのも特徴です。

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ミヤマツボスミレ(深山坪菫)
<学名:Viola verecunda A.Gray
                             var. fibrillosa (W.Becker) Ohwi>
スミレ科 スミレ属 多年草









オオバタチツボスミレを撮った湿原に並んで咲いていました。
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撮影日 2017.06.24: 長野県(奥志賀)

亜高山帯~高山帯の湿原や林縁の草地に生える
ツボスミレ(ニョイスミレ)の高山型。

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地上茎は匍匐し途中から発根する。

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葉は丸く表面には微毛がある。

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基部は重なることが多く内側に湾曲して漏斗状になる。

ツボスミレ(ニョイスミレ)より葉が丸く特徴的です。
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托葉はほとんど切れ込まずニョイスミレより小さい。

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標準の花は淡紫色を帯び、距は長さ2-3mm。

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白色も見られ、ニョイスミレと紛らわしいタイプもある。

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深山に生育するツボスミレでミヤマツボスミレ

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