物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

2017年06月

オオバタチツボスミレに会いに長野県の北の方へ行ってきました。
オオバタチツボは尾瀬なんかで見られる花として知られています。
高所の湿原に生えているスミレですが北の方、北海道だと低地でも見られるようですね。



オオバタチツボスミレ(大葉立坪董)
<学名:Viola langsdorfii Fisch. ex DC.
       subsp. sachalinensis W.Becker>
スミレ科 スミレ属 多年草
環境庁RDB:準絶滅危惧










本州の中部地方以北、北海道の日当たりの良い湿原や
湿り気のある草地など湿地に生育する地上茎のあるスミレ。
北海道では海岸付近でも見ることが出来るが
本州では標高の高いところでしか見られない。

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撮影日 2017.6.24: 長野県

絶滅危30㎝くらい 。
葉は大型で長さ3~7cmの円心形、ふちに波状の鋸歯がある。

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托葉に浅い鋸歯がまばらにあるがないものもある。

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毛が生えていますね。ケオオバタチツボスミレとした方がいいのかもしれません。

花期は、5月中旬~7月上旬頃
 
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直径2~3㎝前後と大型で、紫紅色。花弁には紫色の筋が見られます。
距はぽってりとして短いです。

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花は径2~3cmで花弁は5枚、花色は紫紅色。
各花弁には紫色のすじが目立つ。側花弁基部に
白毛があって距は短い。

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柱頭の様子が分かりますかね。
ニョイスミレに似て,上面が広がりながらややひさし状になります。

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別名 ヤチスミレ

タチツボスミレの名がついているが、
ニョイスミレの大型種という感じです。
タチツボスミレよりニョイスミレに近い仲間です。

前日仕事が夜中まででしたので、あまり早めに出かけられず
時間が取れなくてあまり散策できず、        
他にもいろいろと面白そうな植物たちの情報はあったのですが
この花を撮ってすぐに帰ってくることになってしまいました。
次回は時間に余裕をもっていろいろ観察したいです。

距の部分にだけ紫色が残っている準白花のタチツボスミレです。
タチツボスミレの品種の1つです





オトメスミレ(乙女菫)
<学名:Viola grypoceras A.Gray
f. purpurellocalcarata (Makino) Hiyama ex F.Maek.>

スミレ科 スミレ属 多年草













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撮影日 2017.06.17: 長野県(志賀高原)

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一秋の地元で撮ったオトメスミレ

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標高が高いので未だ花がたくさん見られました。


オオタチツボスミレ(大立坪菫)
<学名:Viola kusanoana Makino>
スミレ科 スミレ属 多年草















北海道~九州の寒冷で雪の多い地域のブナ林域の谷筋など、
やや湿った落葉広葉樹林下や山道の路傍など日本海側中心に
分布する。群落となっていることも多い。草丈15~25cm。

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撮影日 2017.06.17: 長野県(志賀高原)

葉は長さ3~5cmで、円心形。タチツボスミレよりまるみが強く、
明るい緑色で、葉脈はへこんでいる。

基部は深い心形になり、先端はちょこんととがる。
葉質はやわらかく、波打っているものが多い。

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托葉は櫛の歯状だが、タチツボスミレに比べると幅が広くて
切れ込みが浅い。

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花期は4~6月 花時には立ち上がって葉を広げ、花を咲かせる。
花の頃から地上茎が目立ち、ほとんどの花が地上茎の
途中から伸びる花柄
につく。

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花は直径2cm前後で、タチツボスミレに似ているが、
やや大きめで唇弁の紫色のすじが細かい網の目状になる。
花の色は淡紫色で、距が白いのも見分けるときのポイント。

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ウスバスミレ(薄葉菫)
<学名:Viola blandiformis Nakai>
スミレ科 スミレ属 多年草







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撮影日 2017.06.17: 長野県(志賀高原)

北海道、本州中部以北の亜高山帯針葉樹林や落葉樹林下の
やや湿った所に生育するスミレ。

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たくさん見られました。

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葉は腎円形または心円形で、薄くてやわらかい。

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撮影日 2017.06.4: 長野県

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サクラスミレ(桜菫)
 <学名:Viola hirtipes S.Moore>
スミレ科 スミレ属 多年草










長野県のやや高い山の上で桜菫が沢山咲いていました。
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撮影日 2017.06.04: 長野県

全体に白長毛が多いです。

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直径2.5㎝前後と日本のスミレの中では最大の
花をつけるので菫の女王とも呼ばれています。

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側弁には髭が生えています。
花弁の先がくぼむものがあり桜の花びらを連想して
サクラスミレの名が付きました。

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萼片の付属体は全縁
花弁の切れ込みの色々なものが見られました。


葉は三角状長卵形。葉柄は長く白毛が目立ちます。

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