2017年04月
ミドリミツモリスミレ ~2017~
ミドリミツモリスミレ(緑三ツ森菫)
<学名: Viola. ×pseudo-makimo f. concolor >
スミレ科 スミレ属 多年草
<学名: Viola. ×pseudo-makimo f. concolor >
スミレ科 スミレ属 多年草
撮影日 2017.4.15: 群馬県
山地の林縁、林下などに生える多年草で、高さは5~10㎝。
フモトスミレとマキノスミレの自然交雑種です。
(雑種なんで両母種が見られるところでないと見つかりません。)
葉は卵状披針形で、両種の中間形。裏面は紫色を帯びる。
葉は卵状披針形で、両種の中間形。裏面は紫色を帯びる。
花は淡紅紫色で、直径1~1.3センチ。側花弁は普通有毛。
花の色は紅紫色でマキノスミレ似
唇弁の形はフモトスミレ似
側弁は有毛で フモトスミレ似
唇弁の形はフモトスミレ似
側弁は有毛で フモトスミレ似
最初に長野県の三ツ森山でマキノスミレとフイリフモトスミレとの
交雑種ミツモリスミレ(斑入り)が発見されましたが、
その後、斑のないフモトスミレとの交雑種が みつかり、
「ミドリミツモリスミレ」と呼ばれるようになった。
マキノスミレ ~2017~
マキノスミレ(牧野菫)
<学名:Viola violacea Makino
var. makinoi (H.Boissieu) Hiyama ex F.Maek.>
スミレ科 スミレ属 多年草
シハイスミレの葉の細いタイプの変種で
東日本に多く分布しています。
(別名ホソバスミレ)
主に照葉樹、松林などの明るい山林や
尾根沿いに多い。高さ5〜8cm。
撮影日 2017.4.15: 群馬県
葉は長さ2~5㎝。葉は細長くて長披針形。
垂直に立てていることが多い。
表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡く紫色を
帯びるが、花後、淡緑色になることが多い。
波状の荒い鋸歯がある。
垂直に立てていることが多い。
表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡く紫色を
帯びるが、花後、淡緑色になることが多い。
波状の荒い鋸歯がある。
↑ちょっと葉が痛んでいます。
花期は4〜5月
花は濃い紅紫色で、距は普通、色が濃く
細長いが、まれに太短く、白いものもある。
側弁は無毛。
名前は植物学者の牧野富太郎博士が
発見したことにちなんで名づけられました。
発見したことにちなんで名づけられました。
シハイスミレの変種で、シハイスミレは西日本、
マキノスミレは東日本に分布となっていますが
中間種も多く明確な区分けは難しいです。
マキノスミレは東日本に分布となっていますが
中間種も多く明確な区分けは難しいです。
フモトスミレ ~2017~
フモトスミレ(麓菫)
<学名:Viola sieboldii Maxim.>
スミレ科 スミレ属 多年草
本州、四国、九州の比較的陽が入る林縁や二次林、
アカマツ林などに生育することが多く、2000m位の
亜高山でも見られる。
アカマツ林などに生育することが多く、2000m位の
亜高山でも見られる。
撮影日 2017.4.15: 群馬県
葉は長さ1~3㎝。卵形が普通だが先が尖るもの
もあり変化がある。基部は心形。暗緑色~濃緑色。
普通光沢は無いがあるものもある。裏は紫色を
帯びていることが多い。
もあり変化がある。基部は心形。暗緑色~濃緑色。
普通光沢は無いがあるものもある。裏は紫色を
帯びていることが多い。
葉の表面に白い斑が入ることもある。
(斑の入るものはフイリフモトスミレと呼ばれる。)
(斑の入るものはフイリフモトスミレと呼ばれる。)
花柄は暗紫色。花柄は葉より高く伸びる。
花は直径1㎝前後。白色~淡紫色で比較的
変化が多い。花弁の裏が紫色になる個体もある。
唇弁に赤紫色の筋が入り、小さめで先が尖っている。
上弁は反り返ることが多い。
変化が多い。花弁の裏が紫色になる個体もある。
唇弁に赤紫色の筋が入り、小さめで先が尖っている。
上弁は反り返ることが多い。
側弁の基部は有毛。距は短く太く丸く
花色より濃い紅紫色を帯びる。
花色より濃い紅紫色を帯びる。
和名の由来は、山麓でよく見かけることから麓菫となった。