物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

2017年02月

過去に撮っていたいろいろな花をご覧ください。


パンジー(三色菫)
<学名:Viola × wittrockiana >
スミレ科 スミレ属 園芸植物





サンシキスミレ(Viola tricolor)から分化したものと考えられ、
サンシキスミレの亜種 Viola tricolor hortensis とされることが
あるが交雑と交配が進んだ園芸品種群です。
通称でサンシキスミレと呼ばれる
イメージ 1
1800年代に北欧で、アマチュア園芸家が大きく鮮やかな群性の
スミレを作るため、野生のサンシキスミレと野生のスミレ
ビオラ・ルテア(V. lutea)、さらにビオラ・アルタイカ
(V. altaica)等を交配して生まれた。
イメージ 2
パンジーは非常に丈夫な植物で、降雪で株が雪に埋まっても、
低温で凍結しても、あまり損傷せず、雪や凍結が解けた後
活動を再開する。
イメージ 3

交配が進み、黄金、オレンジ、赤、紫、青紫、白青、
菫色、黒(濃青)、複数色の混合など、多彩な色彩がある。
花壇やプランター、鉢植え、ハンギングなど用途は幅広く
春花壇には欠かせない植物です。
イメージ 4
パンジーは日当たりがいいところでよく生長する。
秋蒔きの一年草であり、通常、ライフサイクルの完結には
足掛け2年を要する。1年目に青葉を茂らせて冬を越し、
2年目に花、実をつけた後に枯死する。
イメージ 5

開花期は10月~5月。秋にタネをまくと、早いものでは
晩秋から花が咲き始め、翌春まで楽しめます。
家庭園芸用としても非常にバラエティーに富んだタネが
市販されます。
イメージ 6
寒冷地では多年草だが、日本の多くの地域では夏の気候が
暑すぎるため枯れてしまう。ほとんどの園芸家は、
ホームセンターなどで苗の状態で購入し、庭に移植する。
こぼれ種でも自然に増える。
イメージ 7
日本に入ってきたのは江戸時代末の1864年頃とされています。
当時は遊蝶花、胡蝶草などと呼ばれていました。
イメージ 8

戦後一般に栽培されるようになり、昭和30年代に
園芸家を中心としたパンジーの会が結成され、
世界各地から様々なパンジーが収集されました。
イメージ 9

昭和40年代に入ると種苗会社が本格的な育種を開始して、
優良品種が数多く作出されるようになります。
イメージ 10
日本での育種は現在でも非常に盛んで、種苗会社や
個人育種家によって多くの品種が作出され続けています。
イメージ 11
かつては大輪のものをパンジー、小輪で株立ちになるものを
ビオラと呼んで区別していましたが、現在は複雑に交雑された
園芸品種が登場し、区別できなくなっています。
イメージ 12

※ パンジー、ビオラは、園芸における便宜的な言い方で、  厳密な区分も学術的な相違はない。

花が人間の顔に似て、8月には深く思索にふけるかのように
前に傾くところからフランス語の「思想」を意味する単語
パンセ(pensee)にちなんでパンジーと名づけられた。
このその由来のために、パンジーは長い間自由思想のシンボル
とされていました。
イメージ 13
種子や根茎にビオリン、ビオラルチンやその他のサポニン類・
グリコシド類を含み、誤食すると嘔吐や神経麻痺、心臓麻痺を
引き起こす可能性があるそうです。
イメージ 14

イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

イメージ 18

タチツボスミレの冬姿を撮ってきました。

タチツボスミレ
(立坪菫)<学名:Viola grypoceras A.Gray>
スミレ科 スミレ属 多年草




ロゼット状で冬を越します。
イメージ 1
撮影日 2017.2.5: 群馬県


秋までに伸びた茎は枯れてしまいます。
イメージ 2

花が咲いていました。   ちょっとピンボケ・・・




↑このページのトップヘ