物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

2015年04月

埼玉県の秩父界隈へスミレ見に行ってきました。
(投票をすっかり忘れてて、帰ってから何とか間に合いました。)
目的のものはまだちょっと早いかとも思ったのですが
行ったらちょうど花盛りで見事な株に出会ったのですが
その話は後でまとまったらアップします。
とりあえず 秩父で見てきたスミレのいくつかを紹介します。

ヒナスミレ(雛菫)
<Viola Tokubuchiana Makino var. Takedana (Makino) F.Maekawa>
スミレ科スミレ属 多年草

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撮影日 2015.04.12: 埼玉県

ちょうどいい時期でいくつも綺麗に咲いていました。
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何箇所かで見ていますが、それぞれ多少表情、顔つきが異なります。
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我が家の庭の草の中にスミレが咲いていました。
帰化種です。
植えたことはないし種を蒔いたことなどありません。
なぜここに・・・


アメリカスミレサイシン< Viola sororia Willd. >
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2015.04.11群馬県

アメリカスミレサイシン(ビオラソロリア)は栽培品(観賞用)が
逃げ出したりで各地で野生化しているのを良く見かけます。
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なぜ この菫はいったいどこからやってきたのだろうか。
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場所からして、裏のお宅から種が飛んできたのだろうか。

ヒナスミレ(雛菫)
<Viola Tokubuchiana Makino var. Takedana (Makino) F.Maekawa>
スミレ科スミレ属 多年草

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少し前にも紹介した "すみれのプリンセス" と呼ばれる可愛らしい
ピンク色の綺麗なスミレです。
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ちょっと色の濃いものが咲いていました。
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撮影日 2015.04.5: 群馬県
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~ インターネットすみれ勉強会 連携記事として 



まずは先日(3/22埼玉県・3/28群馬県撮影)撮ったコスミレをいくつか
ご覧ください。
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割と多花性のすみれです。
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コスミレ(小菫)<学名:Viola japonica Langsd. ex Ging.>
スミレ科 スミレ属 多年草


側弁の毛について・・・
 サクラスミレアカネスミレなど側弁に毛を持つ菫はほとんど安定した
形質みたいで、毛のないものはほぼ見かけないですね。
ところがノジスミレなど、ほぼ毛の生えていないものに時々毛の生えた
タイプが見られることがあります。  オトコノジスミレ なんて呼ばれます。
オトコノジスミレの花
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マルバスミレでも側弁に毛のあるタイプがヒゲケマルバスミレ
なんて呼ばれています。地域差があるかは分かりませんが、こちらでは
結構多いです。
ヒゲケマルバスミレ
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 アケボノスミレのように毛の有るタイプと無いタイプが存在するもので
特に分けていないものもあります。

アケボノスミレの花
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側弁の毛によって分けたり分けなかったりするのは、なぜなんでしょうね。
 逆にスミレ(マンジュリカ)のように通常毛があるものに無毛のタイプが
見られる場合も有り「ワカシュウスミレ」なんて呼ばれたりします。
 側弁の髭で名前が変わると別種のような印象を与えたりするなど
問題もあるのでは、とは思いますが、
種の同定の一助としてある程度有効かもしれないとは思います。
  髭の有る種と髭のない種の雑種ではほぼ髭が出るように思います。
(私の観察した範囲ではですが)
雑種の見極めにも一考として利用できると考えます。

  最初に載せたコスミレたち 側弁に髭はありません。
こちらでは側弁有毛のコスミレ(ヒゲコスミレは時々しか見ないです。無毛のものが
多いです。
  西のほうではヒゲコスミレが多いと聞いていますがどうなのでしょうか。
《名古屋周辺ではほとんどがヒゲコスミレとの情報をいただきました。》

では、こちらのヒゲコスミレをご覧いただきましょう。
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髭があります。
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ヒゲコスミレ(髭小菫)
<学名:Viola japonica Langsd. ex DC. f. barbata (Hiyama) Hiyama ex F.Maek.
コスミレの品種です。


ヒナスミレ(雛菫)
<学名:Viola Tokubuchiana Makino var. Takedana (Makino) F.Maekawa>
スミレ科スミレ属 多年草



北海道南部、本州、四国、九州中部以北の主に太平洋側の山地に生育。
(西日本では少ない)
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撮影日 2015.03.28: 群馬県

落葉樹林下で半日陰の林縁や沢沿いなどに生えています。
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たくさん咲いていました。
今までヒナスミレで香りを感じたことがなかったのですが今回ふわっと香りを感じました。
エイザンスミレやニオイタチツボのように強い香のものと違ってさわやかな感じの良い香りでした。(香りの表現って難しいですね。)

葉は長卵形から披針形(長三角形)で基部は心型。
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葉先は細く尖っていてあまり立たずに横に広がるようになります。
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裏面は紫色を帯びることが多いです。


花期は3~4月で菫の中では早咲きの部類です。
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花は淡紅色で直径約1.5cmぐらい、側弁には微毛が生えています。
がくの付属体には歯があり少し毛も生えています。
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ピンク色の綺麗なスミレで、花色は濃淡の変異が大きいです。
"すみれのプリンセス"と呼ばれる可愛らしいスミレです。

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