2014年04月
スミレ <Viola mandshurica W.Becker > 2014
サクラという 桜 や タンポポという たんぽぽ は無いんですが
スミレ という 菫は有ります。
今回は菫の中のスミレ(ホンスミレとかマンジュリカなんて呼んだりしています。)

今年もたくさん見かけました。


側弁には毛が生えていて、花の真ん中 唇弁の奥が白くなっているのが分かると思います。

綺麗な紫色ですね。これが菫色というのですね。

時々白い部分の無いものがいます。
明神菫と呼ばれたりします。が、正式なものでは無いんですが。

スミレの距は花弁の色と同じ濃い紫色です。

ガクの付属体には歯(切れ込み)が無く丸いのが特徴です。
葉の形が分かる写真を

葉柄にちょっとひらひらというか何か付いているのが分かるでしょうか。
これは『翼』と呼ばれるものでスミレの特徴です。
これは『翼』と呼ばれるものでスミレの特徴です。

根の色なんかも識別するのに利用することもあるのですが、(古い根は褐色になる)
掘るなどすることになるのでそこまではしないほうが良いですね。
掘るなどすることになるのでそこまではしないほうが良いですね。
シロバナエゾスミレ
シロバナエゾスミレ < Viola eizanensis (Makino) Makino f. candida Hiyama >
エイザンスミレぱ別名を「エゾスミレ」といいます。
エイザンスミレの白花は "シロバナエイザンスミレ" とは呼ばず
『シロバナエゾスミレ』と言います。
少し前のことですが

今年も綺麗なシロバナを見てきました。


ガクや葉に赤系の色素がありません。
距も白いですね。
距も白いですね。

色以外、エイザンスミレの姿そのままです。
ヒメスミレ 2014
<Viola confusa Champ. ex Bentham subsp. nagasakiensis (W. Becker) F. Maek. et Hashimoto >
小さ目のスミレということから ヒメスミレ と呼ばれます。

人里近くに多いスミレで古く帰化したものという説もあります。


横顔を見てもらうと分かりますが、距の色が薄いのが分かりますね。
ヒメスミレの最大の特徴として距が色白なんです。
ヒメスミレの最大の特徴として距が色白なんです。

側弁には毛が生えていて青味の強い紫色の花を咲かせます。

葉は三角形といった感じで、基部はハート形にくぼみ、
葉柄に翼はみられません。
通常は無毛で、裏は紫色を帯びます。