【インターネットすみれ勉強会 連携記事】
-- 群馬県でのナガバノスミレサイシンの分布 -- (関東での分布も)
群馬県は関東の北部に位置し南側(太平洋側)は埼玉県と北側(日本海側)は
新潟県と接しています。
気候的に両者の中間位置で内陸性の気候ですが北部山間地は多雪型の
新潟県と接しています。
気候的に両者の中間位置で内陸性の気候ですが北部山間地は多雪型の
日本海側気候で南部平野部はおおむね太平洋型の気候といえます。
ご存知のようにナガバノスミレサイシンは太平洋側に、スミレサイシンは
日本海側に分布し住み分けています。
昭43年発行の『群馬県植物誌』に榛名山でナガバノスミレサイシンの記録が
ありますがサクラスミレの誤認とされています。

サクラスミレ 12年04月
ナガバノスミレサイシンは昭55年桐生市で須藤志成幸先生らによって
群馬県内で始めて発見されました。
群馬県内の分布地はこの1箇所のみです。
南関東での分布は意外と多いのですが、
南関東での分布は意外と多いのですが、
千葉では僅かに知られるのみで
少ないようです。千葉県では絶滅危惧種に指定されているようです。
以前東京と神奈川の境にある陣馬山を案内いただいてスミレを見に
行ったことがあったのですが、ナガバノスミレサイシンはあちこちに見られました。
神奈川県は箱根・丹沢の両山地、多摩丘陵などに分布しています。
埼玉県にも分布が多く見られます。狭山丘陵から秩父にかけて多いですね。
一秋の住む群馬南西部にいちばん近い分布地は埼玉県秩父になります。
何度か撮りに行っています。
何度か撮りに行っています。
私のブログ記事のナガバノスミレサイシンは秩父や狭山のものです。

ナガバノスミレサイシン 12年04月

葉

花