物臭狸の『すみれ world』

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2013年07月

【インターネットすみれ勉強会 連携記事】  
  
-- 群馬県でのナガバノスミレサイシンの分布 -- (関東での分布も)
 
 群馬県は関東の北部に位置し南側(太平洋側)は埼玉県と北側(日本海側)は
新潟県と接しています。
気候的に両者の中間位置で内陸性の気候ですが北部山間地は多雪型の
日本海側気候で南部平野部はおおむね太平洋型の気候といえます。
 
 ご存知のようにナガバノスミレサイシンは太平洋側に、スミレサイシンは
日本海側に分布し住み分けています。
 
 昭43年発行の『群馬県植物誌』に榛名山でナガバノスミレサイシンの記録が
ありますがサクラスミレの誤認とされています。
イメージ 4
サクラスミレ    12年04月
 ナガバノスミレサイシンは昭55年桐生市で須藤志成幸先生らによって
群馬県内で始めて発見されました。
群馬県内の分布地はこの1箇所のみです。
 
 南関東での分布は意外と多いのですが、
 
 千葉では僅かに知られるのみで
少ないようです。千葉県では絶滅危惧種に指定されているようです。
 
 以前東京と神奈川の境にある陣馬山を案内いただいてスミレを見に
行ったことがあったのですが、ナガバノスミレサイシンはあちこちに見られました。

 
 神奈川県は箱根・丹沢の両山地、多摩丘陵などに分布しています。

 
 埼玉県にも分布が多く見られます。狭山丘陵から秩父にかけて多いですね。
 
 一秋の住む群馬南西部にいちばん近い分布地は埼玉県秩父になります。
何度か撮りに行っています。
私のブログ記事のナガバノスミレサイシンは秩父や狭山のものです。
イメージ 1
ナガバノスミレサイシン    12年04月
イメージ 2
イメージ 3
 
 
 

このブログ スミレのみ なんですが
 
スミレの花期はすでに終わり・・・
 
今後は・・・     どうしようか・・・
 
 
 
未だ記事の移し変えも終わっていないし載せていない花も有るから
ぼちぼ進めていきます。
季節はずれ なんて言わないでね。
 
 
今回の問題のスミレはこれです。
イメージ 1
株元に実が転がっているのがわかるでしょうか。
普通スミレの仲間は柄を伸ばして種を飛ばすように上に出ますが、
この仲間は伸ばして種を飛ばすことはありません。   
<<<< これは大ヒントになります。
 
こんな実です。
イメージ 2
毛もじゃですね。
 
種は
イメージ 3
種に何か白いものが付いていますね。
イメージ 4
これ エライオソーム といいます。
アリの好物でこの種をアリが運んでいきます。
 
 

 今年は遅くに出かけたので花を見られませんでした。
イメージ 1
亜高山の湿った苔の中に生えていました。
 
イメージ 2
 
白い花のスミレなんですけどね。

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