ナエバキスミレ(苗場黄菫)
<学名:Viola brevistipulata (Franch. et Sav.) W.Becker
    subsp. brevistipulata
        var. kishidae (Nakai) F.Maek. et T.Hashim.>

スミレ科 スミレ属 多年草








群馬県でも北の方 新潟県寄りで見てきました。
咲きだしたところでまだ株数も少なかったです。
イメージ 1
撮影日 2017.05.20: 群馬県

ナエバキスミレはオオバキスミレ(日本海側の多雪地帯に分布)が
小型化した変種で上越地方から東北南部の亜高山に分布しています。
新潟県の苗場山で初めて見つかったので苗場黄菫と呼ばれます。

イメージ 2

根茎を伸ばして群落を作っていることが多い。
茎は赤く短い毛が生えている。

イメージ 3

5~15㎝くらい 環境によってかなり差が出る。
根生葉は心型、茎葉は心形~三角状心形で先が尖る。上部の葉ほど
細長くなる。やや厚く表は緑色で光沢があるが環境によって差がある。
脈は凹んで赤みを帯びる。葉裏も緑色で光沢がある。
托葉 三角形で全縁、やや赤みを帯びる。

イメージ 4

花は鮮黄色、側弁の基部は有毛で、唇弁には紅紫色の条が入り、
花弁の裏側は紅紫色を帯びる。

イメージ 5

上弁と側弁が大きく唇弁は小さい
距はとても短い。

イメージ 6