だいぶ暖かくなってきましたね。
タチツボスミレがたくさん咲き出してきました。

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撮影日 2015.03.15: 埼玉

タチツボスミレ
(立坪菫)<学名:Viola grypoceras A.Gray>
スミレ科 スミレ属 多年草


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春早く花の咲き始めの時期には茎が目立たないことも有ります。
ほぼ日本全土に分布しもっとも普通に見られるスミレで林縁や明るい林下に
生え、個体数が多く、いろいろな品種や変種に分類されています。

葉は長さ、幅ともに1.5~2.5㎝ぐらいの心形~から扁心形で縁に低い
鋸歯がある。葉の両面ともほぼ無毛、葉表の縁近くにまばらに
毛がある程度ですが変異も大きいです。
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花は径2cmほどで淡青紫色(いろいろな花色が知られています。)です。
側弁は無毛。唇弁の距は長さ6~8mm程度。
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~ いろいろなタチツボスミレの変種や品種 ~
『 すみれ world 』内での記事に跳べるようにしてあります。

 オトメスミレ         (f. purpurellocalcarata)
   白花で、距に紅紫色が残るもの

 ●シロバナタチツボスミレ  (f. albiflora) 
   距まで完全に白色の
もの

 ●サクラタチツボスミレ   (f. rosipetala)  
   花が桜色(桃色)になったもの

 ●アカフタチツボスミレ   (f. variegata)  
   葉の表面の脈沿いに紅色の斑が入
ったもの

 ●ケタチツボスミレ      (f. pubescens)    
   茎や葉に毛のアる多いもの。特に花柄の毛が目立つちます

 ●ミドリタチツボスミレ   (正式な品種ではなく俗称)   
   花弁が緑化した奇形花

 ●ケイリュウタチツボスミレ(var. ripensis)
   渓流対応変種

 ●キマダラタチツボスミレ  (正式な品種ではなく俗称)
   不規則な黄斑が入る

 ●ショウヨウガタタチツボスミレ(正式な品種ではなく環
   小葉型のタチツボスミレ           境対応型の一種?)               
   


まあ あまり細かく分けるのもどうかとも思うのですが
いろいろ違いを探していくのもまた楽しいものです。