ゲンジスミレ(源氏董)
<学名:Viola variegata Fisch. ex DC. var. nipponica Makino>
撮影日 2019.5.3: 長野県
記事も更新しました。 ⇒ すみれ見聞録[ ゲンジスミレ ]
本州(青森県~岩手県の太平洋側、関東
地方、中部地方の内陸部、岡山県)と四国(愛媛県)
の山地に隔離分布しているすみれ。
土手など見られ、草丈は5~10cm。
葉は長さ2~4cmで卵形~卵円形で 基部は
心形、表面は暗緑色、裏面は紫色を帯びる。
花柄、葉柄には極短い毛があるが、無毛に
近い物も多い。
淡紅紫色の花は径1.5~2cm、花弁の裏側が
やや色が濃く、花弁には紫色の筋があり
側弁基部は有毛、距は太くて長い。
葉の裏が紫色なので、源氏物語の作者紫式部紫式部の
着た着物の色に見立て、源氏菫と命名された。
愛媛県(伊予の国)で最初に発見されたので
「イヨスミレ」の別名がある。
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