物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

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今までいろいろとスミレに関する記事を掲載していました。

この辺で一度まとめておこうと、冊子にすることにしました。
色々とあったんですが、やっと発行までこぎつけました。
タイトルはブログ名と同じく
『 スミレworld 』
としました。「見聞録」として図鑑みたいな形にしてブログに
載せていたものを中心として観察記録やその他の資料を追加して
1冊にしました。
図鑑のようにまとめています。記載事項は今までに発行されている
いろいろな図鑑類と違いはありません。(違っていたら間違いですね。)
花の正面、横顔、葉の姿を一緒に載せています。いろいろな資料から
分布を調べて日本地図上に表示したものも付けました。
掲載種としては
基本種  47種
編品種  36種
雑種   25種
について記載しました。
興味があればぜひ読んでみていただければ嬉しいです。
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実はまだ著者本人は本を手にしていません。!
楽天 https://books.rakuten.co.jp/rb/16849331/
その他のネット上で予約が始まっているようです。

出版社からの連絡では、出来上がるのは8/20頃、発行は9/2
(本には発行日としてもっと後の日にちが掲載される)

実際に出来上がって本を手にしたら詳しくお知らせします。
よろしくお願いします。
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チシマウスバスミレ(千島薄葉菫)
<学名:Viola hultenii W.Becker>


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                    影日 2021.06.06: 長野県

環境省カテゴリ: 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 

千島列島、サハリン、カムチャツカ半島南部等に分布し、
日本では北海道の東部、低地に生育、本州(早池峰山
五葉山・鳥海山・朝日山地・駒止湿原・尾瀬・足尾山地
横根山・長野県カヤの平など山地から亜高山帯の湿原
または湿地のミズゴケ床に生育)に分布する。
no title
環境省絶滅危惧種(絶滅危惧Ⅱ類(VU))に指定されている
高さ5~8cmの地上茎のないスミレ。 
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葉は1~2枚、開花前に展開する。質の薄い腎円形で
長さ1~3cm、先は円頭またはやや尖り、基部は深い心形、
縁にはやや粗く低い鋸歯がある。
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表面は鮮緑色で、細い毛が散生、裏面はわずかに短毛があるか
無毛。
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開花の後、細長い匐枝を伸ばし、先端に新苗をつけて
増えるので小群落となっていることが多い。

花期は5~6月。展開した葉の間から花柄を出し径1~1.5cmの
白色の花をつける。
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上弁は反り返り、側弁の基部は無毛または有毛、
唇弁には紫条がある。距はやや細く短い。
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萼片は卵形から披針形で、付属体は全縁。
花柱はカマキリの頭形になり、上部の両翼が左右に短く張り出す。
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別名をケウスバスミレも呼ばれ同じスミレ属ウスバスミレ節で
近縁のウスバスミレによく似る。そっくりでほとんど見分けは
つかないほど。ウスバスミレを基本種とする変種とされたことも
あるが、現在は独立種とされている。
 
チシマウスバスミレは葉の縁や表面に        ウスバスミレの葉には
毛があり、ときに
裏面にも生えることがある     両面ともに毛が生えない。


鋸歯はやや粗い低平な鋸歯             ウスバスミレは鋸歯の上下が
                         重なりあう。
生育環境が異なり

亜寒帯から冷温帯のミズゴケ湿地          ウスバスミレは、亜高山帯
                         針葉樹林の林下の湿った
                         コケむす場所

すみれの花の季節も終わりました。夏になると葉が大きくなったり、形が変化したり
より日光を受けやすくして光合成を積極的に行おうとしています。
そんな葉を夏葉と呼んで花の時期の葉と区別しています。

先日、しばらくぶりで榛名山に行ってきました。いくつか夏葉を撮ってきたので紹介します。
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撮影日 2021.7.31: 群馬(榛名山)

この中に3種類のスミレが写っています。








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①タチツボスミレ   ②エイザンスミレ   ③アケボノスミレ    です。
タチツボスミレやアケボノスミレでは形は変わりません。大きさが大きくなるぐらいなんですが、

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エイザンスミレは切れ込みが変わります。
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下の小型のものが春の花時の葉、  上の大きいのが夏葉です。
切れ込みが浅くなり、全く幅が変わっているのが分かると思います。
よく似たヒゴスミレでは極端な葉の変化はありません。



雑種の葉はどうなのでしょうか。
大きさは変化(大きくなる)  しますが、切れ込みは変わらないようです。
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オクタマスミレ  (ヒナスミレ × エイザンスミレ)
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ヒカゲスミレ ~一秋の地元のスミレ~
http://sumire500.livedoor.blog/archives/26103357.html

榛名山のスミレ~其の①~  タカオスミレ
https://ameblo.jp/hanano500/entry-12667989031.html

妙義山のスミレ①  ヒカゲスミレ
https://sumire500.blog.fc2.com/blog-entry-473.html

秩父路のスミレ① フイリヒカゲスミレ
https://blog.goo.ne.jp/hanano800/e/d41e2be02ab169c71ee324d5b3be7aa3



 

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フギレコスミレ 2021.3.27

ヒカゲスミレ(日陰菫)
<学名:Viola yezoensis Maxim.>


一秋の地元で見られるヒカゲスミレを紹介します。

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撮影日 2021.04.10: 群馬県

北海道南部から九州は阿蘇山付近まで分布しているが東北から
中部の太平洋側の低山地に多く西日本では少ないという。

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谷沿いや沢沿いの落葉樹林の下など湿度が高いところを好み
根を伸ばして群落を形成することが多い。
高さは5~12㎝。地上茎はない。

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葉は長卵形から長三角形で先は尖り基部は心形となる。葉裏は緑色。
全体に粗い毛が多い。
普通両面とも緑色で柔らかい感じがする。葉の表面が黒紫色に
色づくことがある。

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花期4月~5月。 花は直径2cm程で白色。花付きはあまり良くなく
大株なのに咲いてないというものも見かけます。
側弁と唇弁の紫条は濃く独特の模様をしています。
側弁の基部には毛が生えています。

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距はやや太く、白地に紅紫色の微細な斑点がつくこともある。

撮影日 2021.03.14: 群馬県


アオイスミレ(葵菫)
<学名:Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu >

アオイ01


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アカネスミレ(茜菫)
<学名:Viola phalacrocarpa Maxim.>

アカネ01

アカネ02

アカネ03

アカネ04


コスミレ(小菫)
<学名:Viola japonica Langsd. ex Ging.>
コ01

コ02

コ03

コ04



タチツボスミレ(立坪菫)
<学名:Viola grypoceras A.Gray>
タチツボ01

タチツボ02

タチツボ03



ノジスミレ(野路菫)
<学名:Viola yedoensis Makino>

ノジ01

ノジ02

ノジ03



ヒナスミレ(雛菫)
<Viola Tokubuchiana Makino var. Takedana (Makino) F.Maekawa>
ヒナ01

ヒナ02

ヒナ03

ヒナ04

ヒナ05




だいぶ空いてしまいました。
実は今、個人的にちょっとしたプロジェクトをしていて
夏までには終わるとは思うのですが、まだしばらく留守になるかもしれません。


だいぶ暖かくなってきましたね。春ですね。
早咲きのスミレ達が咲きだしていました。



アオイスミレ(葵菫)
<学名:Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu >


北海道から九州の宮崎県にかけての低山の明るい森林内や林縁部の
やや湿ったところに分布。

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                                                                                                        撮影日 2021.03.06: 群馬県      


全体に荒い毛の多いスミレで蔓状の匍匐茎を盛んに出し多数が地表を
覆うように増える。



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葉身は丸い卵形、基部は心形先端は鈍く尖る。時にフキの
葉のようにどこが先端かわからないような形になる。
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葉身は丸っこい卵形、基部は心形で先端は鈍く尖るがあまりはっきり
しない。托葉は披針形で細長い鋸歯がある。
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花期3~4月の早咲きで他のスミレ類よりも早い。花はほとんど白くて
紫の筋が入るものから全体に紫を帯びるものまで変化がある。
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柱頭はカギ形に曲がり下を向く。
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上弁がウサギの耳のようにそっくり返るのが特徴側弁には少し毛があり、
唇弁には紫の筋状の斑紋がある。

愕の付属体には切れ込みがなく丸い。距は筒状で先がやや上を向く
ことが多い。
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果実は他のスミレのように上を向かず、逆に下を向き地表に転がる
ように丸く熟す。
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葉は丸く”葵の御紋”の形(フタバアオイの葉)に似ていることから
葵菫と呼ばれる。

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