物臭狸の『すみれ world』

yahooから引っ越し中 トライしています。 いろいろな すみれたち を紹介しています。

リュウキュウシロスミレ(琉球白菫)
<学名:Viola betonicifolia Sm. 
     var. oblongosagittata (Nakai) F.Maek. et T.Hashim.>



"アリアケスミレの南方型変種"
鹿児島県~沖縄の海岸から丘陵地の林縁や道ばた、草原などに自生する
高さ5~20㎝ぐらいのスミレ。

葉は卵状披針形~長三角状披針形で花時には2~7㎝、幅1~5㎝で基部は浅い心形か矢尻形になる。
葉柄には少し翼がある。
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花期は12~4月。花は直径1.6~2.8㎝で、普通長い柄の先に付き、白色~淡紫色、稀に濃紫色で
紫色の筋が入るが、多いものや少ないものなど変異が多い。側弁は有毛。
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柱頭は虫頭形
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アリアケスミレと変種関係にあり、よく似ていますがより紫条の濃い花が多く花柄が長いのが特徴で、
通常葉よりかなり上で咲くのでエナガスミレの別名がある。

咢は歯がなく円い。
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種子を頂き栽培、観察しました。
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発芽率も良く、夏にはたくさん閉鎖花を付けていました。
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(途中 ツマグロヒョウモン に狙われてしまったりもしましたが…  )

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1株鉢植えとして室内に取り込み露地植えのものと冬越しを比較しました。
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こんな形の葉も見られます。
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露地植えのものは地上部は枯れましたが、春には新芽を出し花を付けてくれました。
鉢植えのものは12月に開花が始まり、春まで次々と沢山開花してくれました。
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   一番花
多くの花を咲かせてくれました。
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別名の柄長菫の名の通り、とても花柄が長く鉢では四方に倒れて大変でした。
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花後はたくさんの葉を出し閉鎖花をたくさんつけて種を飛ばしています。
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今回は スミレ類の花序 についてです。

これは我が家で鉢植えで栽培していたある菫なんですが、
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花は単生で1本の花柄に1つ花が頂生しています。
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スミレの花は皆、このような形で花を付けます。



スミレ科の他の属、近い仲間の花序などから元来は
基本的に集散花序ではないかといわれています。

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昨年の春に花が終わった鉢植えのスミレを見て びっくりしました。
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分かりますでしょうか・・・丸を付けた部分
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花柄だけ切り取ってみました。
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1本の花柄に5つの花が付いています。いくつかは閉鎖花のようですが、
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先祖返りのような感じでしょうか。
面白いですね。
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以下はもし花が咲いていたらこんな感じたろうかと作ってみた画像です。
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いつかこんなに花を付けたすみれを見てみたいです。

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撮影日 2023.11.18: 群馬県

葉の形などからアカネスミレのようです。

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実ができていました。

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淡い紫色の斑点が見られます。



アカネスミレ(茜菫)
<学名:Viola phalacrocarpa Maxim.>
スミレ科 スミレ属 多年草

春に撮った花です。
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撮影日 2023.4.8: 群馬県

日本各地の丘陵地、雑木林や草地、畑の土手などの
明るい林縁や草地に多く見られます。
全体に毛が多いのが特徴です。

花期は4月~5月
濃紅紫色の花色を”茜(あかね)色”として名前が
付けられた。側弁の基部に白い毛が生える。
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距は長さ6~9㎜と長く、細くて短毛が生えています。
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葉は、長さ4cm前後で通常サジ形(三角状卵型)ですが、
円形に近いものから長三角形まで変異が大きい。
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新年あけましておめでとうございます。

昨年は更新がなかなかできずにいました。
ぽつぽつでも更新記事を投稿できるようにしていきたいと思っています。

今年最初の記事はオオタチツボの色変わり、色の薄いものをご覧ください。


オオタチツボスミレ(大立坪菫)
<学名:Viola kusanoana Makino>
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今年もよろしくお願いいたします。


草木
https://ameblo.jp/hanano500

花日記
https://blog.goo.ne.jp/hanano800

雑草
https://sumire500.blog.fc2.com/



タチツボスミレ(立坪菫)
<学名:Viola grypoceras A.Gray>
スミレ科 スミレ属 多年草


ほぼ日本全土に分布するもっとも普通に見かけるスミレ。
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撮影日 2023.3.11: 群馬県

花時は高さ10cm程度だが、花後30cm程度まで伸びる
地上茎のあるスミレ。
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春早くはあまり伸びていないため地上茎が無いように
見えます。
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径2㎝ほどで薄紫色の花は
側弁は無毛、柱頭はこん棒状。がくの付属体は丸くて
歯が見られない。
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距の先が上を向いて曲がっています。結構見かけることが
あります。他のスミレでも時々見かけることもあるものです。
カギガタタチツボスミレ(カギタチツボスミレ)なんて
呼ばれたりしますが特段分ける必要はないのではないかと
思います。

アオイスミレ(葵菫)
<学名:Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu >

スミレの季節が始まりましたね。
早咲きのすみれ達が咲きだしました。
先ず アオイスミレ が咲きだします。



北海道から九州の宮崎県にかけての低山の明るい森林内や林縁部の
やや湿ったところに分布。
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撮影日 2023.3.11: 群馬県


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全体に荒い毛の多いスミレで蔓状の匍匐茎を出し多数が地表を
覆うように増える。
   
葉身は丸い卵形、基部は心形先端は鈍く尖る。時にフキの
葉のようにどこが先端かわからないような形になる。
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花期3~4月の早咲きで他のスミレ類よりも早い。花はほとんど白くて
紫の筋が入るものから全体に紫を帯びるものまで変化がある。
上弁がウサギの耳のようにそっくり返るのが特徴側弁には少し毛があり、
唇弁には紫の筋状の斑紋がある。
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愕の付属体には切れ込みがなく丸い。距は筒状で先がやや上を向く
ことが多い。
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果実は他のスミレのように上を向かず、逆に下を向き地表に転がる
ように丸く熟す。





                                             
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葉は丸く”葵の御紋”の形(フタバアオイの葉)に似ていることから
葵菫と呼ばれる。
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托葉は披針形で毛のような細長い鋸歯がある。


そろそろスミレの季節になりますね。
今年春のスミレ第一号は
立坪菫です。


タチツボスミレ(立坪菫)
<学名:Viola grypoceras A.Gray>
スミレ科 スミレ属 多年草

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撮影日 2023.2.25: 群馬県
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ハート形の葉
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柱頭の先は棒状
がくの付属体に歯、切れ込みはありません。
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